ロバさんのおはなしから
一年生との水彩の時間でした
冬の気配が漂ってきたこともあり、はじめに唱えた詩は 「静かな 焔」
つめたい空気と しなやかに立つ木の 静かな強さを感じる詩です
少しづつ水彩にも慣れてきたころかと ウォーミングアップにフォルメン線描を取り入れてみました
フォルメン線描は かたちをこころやからだで感じてから線で描く シュタイナー教育独特の手法です
はじめてする子たちがいたので 初心にかえって 「直線と曲線」から
「線を描く」ことにこんなにも没頭できるのかと驚くほど夢中で取り組んでいる姿をみて背筋がのびる思いでした
むさぼり描く、といってもいいくらいでした
自分のちからでまっすぐいること、意思をもって線を描き連ねていくこと、クレヨンの色あいを楽しんでいるところ、、 動きを描くという行為のもつちからが目にみえたような気がしました
水彩画は クリスマスを前に聖夜の雰囲気のイメージで
先月末にりんごろうそくの会で マリアが馬小屋にむかうお話をしていたので、マリアを背に乗せて馬小屋まで連れて行ってあげた ロバの視点でのお話をしました
途中で この前のお話につながった、と気づいたたときのふんわりとした笑顔や お話の展開にひきこまれている真剣なまなざし、素語りならではの(語りての)醍醐味を味わいました
冬至前の闇夜の色をと思いましたが、色合いをやさしく抑えたほうが良いと感じていたので、暗い青色は使わずに ゲーテカラーの三原色の絵の具で描きました
(ゲーテレッドの赤ちゃんを みんな大事に扱ってくれていました)
やさしい色合いでゆっくり仕上げる子、楽しそうに光を強く大きくひろげていく子、赤ちゃんのひかりはこんなに残っているよ、と教えてくれる子、赤ちゃんの近くまでみんながお祝いに来てくれている子、それぞれのうつくしい聖なる夜が描かれました
宗教的な意味あいというより、自分のなかの神性の誕生を祝福する 聖夜であってくれたらと思っています
わたし 絵の具で描くの好き♡
お話がたのしみなんだよな~
うれしい言葉ありがとう
こどもは日記に「ぶろっくくれよんで えをかいた」と書いていました
線を描くことは アートだよね
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