夏至をまえに
6月になりました
今月21日には夏至を迎え、その3日後、6/24はヨハネ祭です
ヨハネ祭は 闇の深いクリスマスのちょうど6か月前の 陽が極まり外へ外へと こころもからだも 地球も ひらいていく時期に太陽のひかりをいただくお祭りです
6月の最初のきんのたねのじかんでは、日がのびていき 草木がすくすくと育つ今の時期に体験してもらいたい線や色を手渡したり 手しごとのじかんを過ごしてもらいたいと思いました
カード遊びやお手玉ワークでウォーミングアップをしてから、床にお手玉を置いて、トビウオさんのようにぴょーん、ざぶーん、ぴょーん、ざぶーん、、と動いてから、同じようにクレヨンで線を描いていきました
ブロッククレヨンも使って 力加減を考えながら スケッチブックを彩りました
きれいな色をえらび整えていくことが ただただうれしい子どもたちです
素話は イソップ寓話より「きたかぜとおひさま」
おひさまのふるまいがなかなか よいのです
きたかぜが乱暴につむじかぜをふきつけても マントをぬがなかった旅人に、はじめに やわらかいあたたかいひかりをそろそろと送り、続いてやさしいひかりをしずかにとどけつづけます
旅人がマントのえりを広げると おひさまは だんだんひかりをつよくしていきます。さいごに ありったけのちからをだして かあっとてりつけると とうとう旅人はマントをぬいで くちぶえをふきながら 歩いていきます
お日さまは 北風に笑われても、あせらないでいつも笑顔でした
そんなおひさまのひかりを思い出しながら お水の力も借りて 色を広げていきます
色の順番は同じでも、色どうしのひびきあいや、ボリューム感はそれぞれの思いが現れています。てりつける赤が心地よすぎて、やめられないひとも、、、
自分の感情に正直に、その思いを画面に表現する自由さを たくさん味わってほしいと思っています
さいごに 夏の大気のなかにたくさんいる昆虫のひとつ、蝶々を羊毛でつくりました
またゆっくりと 手しごとにむきあえる時間も作りたいなと、夢中になって手をうごかす様子をみてしみじみ思いました
次回はヨハネ祭の当日です
よき夏至を過ごしましょう♪