見出し画像

聴覚過敏を抱えてる中での安心探し

息子が2年生の2学期がはじまる頃のお話です。
息子は2年生の1学期の中ごろから不調が続き
次第に、学校へ行くことが難しくなっていました。

2学期がはじまってすぐの頃から
コミュニケーションカードを使って
学校生活を送るようになった息子。
過去記事参照 ↓↓↓
息子と考えて作ったコミュニケーションカード|ゆき|note

先生に自分の気持ちを伝えるようにもなり、
そしてカードをキッカケに信頼関係を築くことが
少しずつ出来ているように感じました。
そして、カードを使ったことにより
聴覚過敏」だと
再確認することが出来ました。

息子が抱える「聴覚過敏」とは?

HSCの子どもたちの中でも
「音に敏感」な子がいるんじゃないかな?
と思います。
皆さんはどうですか?

音も時には子どもにとって
大きな刺激になるんですよね。
息子は小さなころから大きな物音が苦手でした。
生活音も自然界の音も
とりあえず人一倍ビックリしたり、
泣いてパニックが起きたり
苦痛を感じたり、音の原因を知りたがったり。
⁡今でも生活音や物音が怖くて
落ち着かない様子があったり
どうしてこの音が鳴るのか聞いてくるし
ストレスが溜まっていれば
些細な音や声も耐え難くなるし
音の話でネタどれくらいあるかな?!と思うほど。笑
ストレスや疲れが溜まっていれば、
さらに敏感に感じるので
本人はイライラ大爆発ですよね。
そして、何よりも本人が辛くて苦痛を感じている。
小さな体で受け止めることは
大変だったと思います。

⁡息子が通う学校は市内でも人数の多いマンモス校。
色んな人がいる分、色んな音が混じります。
ざわざわする音、周りの声、生活音など
頭の中がザワザワしたり、
しんどく感じるようです。
本人的には、10人くらいのクラスが
良かったらしい。
いやー、もう、手遅れでした。笑


息子が選んだ安心材料

学校生活の音の問題はどうしようもないし、
ストレス軽減のため、そんなときは思い切って…

イヤーマフ

を購入してみることに!
ど派手な色を息子が選びました。笑

スクールカウンセラーさんとも
1学期のうちに話してて
ひとつの案だな~と考えていました。
まだ小さな妹がいるので
家で過ごすには、
ときどき辛くなる様子が伺えました。
なので、宿題するときに
集中できるよう使ってみようと
まずは自宅で使ってみて様子を見ることに。

はじめて装着したとき
すっごく良い顔をして喜んだのが予想外。
とてもいい笑顔をしていました。
そして、今まで頑張っていたんだな〜と思うと
早く気づいてあげれば良かったなぁと思ったり。
静かな世界は居心地よかったみたいです。

学校でもイヤーマフを持っていこう!

担任の先生にもお願いをして
学校に持っていきました。
イヤーマフは目立つ色で存在感があります。
息子的にはどうだろう?と思ったけど
快く持っていくことに賛成して
大事に持っていくことに。
先生の方も「何のためのものなのか
とイヤーマフについて
クラスの皆さんに話してくださいました。
音をシャットダウンすることによって
 気持ちが落ち着くんだよ

と言うように話してくださいました。
先生の配慮、本当にありがたかったです。

イヤーマフを授業中に使用する場合

完全に音を消し去るわけではないので
先生の声も聞こえてるとは思います。
しかし、授業中に先生の声に気付かず
次の作業に気付かない場合もあると思い
息子が気づいていない場合
声掛けなどを先生にお願いしました。

でも、学校内でのことなので
基本的に自分が安心できる工夫を
自分自身でしてもらいたい気持ちがありました。
イヤーマフを使うタイミングや
外したほうが良いタイミングなど
先生と息子で話し合ってもらいました。
私は基本的に見守るスタイルで。
息子の「ちょうどいい」は
いくら親でも分からないので
息子が見つけていかなければ
意味がありません。

結果、上手に使い分けをしながら
学校生活を送っていました。
特に、音楽の時間は負担が大きいので
イヤーマフがあって正解のようでした。

アイテムひとつで安心できる環境作り

「聴覚過敏」は、本人しか分からないことです。
目で見て、数字で見て、
何か分かるわけではないので
私たち親には分からない世界です。

だけど本人にとって刺激が強く
辛く耐えがたい環境で生活していることでしょう。
もし、イヤーマフを使うことによって
刺激が軽くなり、負担が減り、今ある不快感を
取り除くことが出来るのであれば
使う価値はあると私は思います。

安心できるアイテムを使うだけで
学校生活を送ることへの
不安や心配、恐怖のハードルが下がります。
落ち着けるアイテムが変わらずそばにあるのは
安心できる心の拠り所ですよね。

みんなと同じが難しいのであれば
みんなと違ったやり方でゴールを目指せばいい。
きっと本人の困りごとにあった
安心できる環境を作ることができるはずです。




わたしと息子の体験が
誰かの必要としている人に届きますように◎

息子なりのスモールステップで
階段を上がっていいし
降りてもいいし、止まってもいい。
「おうち以外も悪くないね」と思ってもらえれば。
そして、自分の中の「ちょうどいい」を
見つけることが出来れば嬉しいと思っています。
この記事が誰かの参考になったり
誰かのパワーになったり
そしてHSCについて知るキッカケとなれば
嬉しいな~と思います。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました♩



いいなと思ったら応援しよう!