電験一種に向け勉強したことと自己採点結果
前記事で最後の投稿の予定でしたが、Xに投稿していた私の勉強した記録とか自己採点結果とかを、折角なのでnoteに残したくなりました。
約1年間の勉強の振り返りを行いたいと思います。
2023年1月の勉強
・一次理論(新規10年分)
・一次電力(新規16年分)
2月の勉強
・二次機械制御(新規11年分)
・一次理論(復習10年分)
・二種一次電力(15年分)
1月の後半に電験二種二次試験に正式に合格したこともあり、一種の二次対策を始めた。
二種の時は一次電力をほとんど勉強せずにぎりぎり合格だったため、一次電力は二種の過去問を解くこととした。
3月の勉強
・二次機械制御(新規8年分、復習11年分)
・一次機械(新規10年分)
3月時点で、二次機械制御はある程度点が取れる目途が付いた。1年間の中で、多分一番勉強した月で、100時間以上は勉強していた。
4月
・二次電力管理(新規11年分(電験王★5除く))
・%Z法と対称座標法入門(一線地絡)
・一次法規(新規10年分)
二次機械制御に目途が付いたため、二次電力管理を開始。11年分計算問題に取り組み、難問以外は一通り解けるようになった。
対称座標法の勉強をしたけど、満足に解けない状態だった。
5月
・二次電力管理(復習11年分)
・%Z法と対称座標法入門
この月はGWに5泊6日の旅行に行き、帰って約1週間体調崩すという、ダメな社会人となっていたので、ほとんど勉強は進まなかった。
6月
・一次理論(新規2年、復習10年)
・一次電力
電力管理の進捗が心もとないが、一次試験で落ちるわけにはいかないので、一次対策実施をメインにすることとした。
6月中旬に理論の新規2年分を模試として活用したが、2年とも2~3問ミスで終えれたので、残りの期間は電力機械法規の知識問題をメインで対策することとした。
一次電力はH7年~H30 年までの問題を解いた後に、最新の令和元年~4年を解いたが、平均で8割程度得点できたので安心した。
7月
・一次機械
・一次法規
一次機械と法規を詰め込んでいた。機械・法規共に二種と一種の問題をH30年以降の問題を全て解いた(二種と一種で傾向が異なるパワエレは除く)。
8月(一次試験前)
・一次試験総復習
全科目、とにかく過去問の復習をしていた。6月以降理論の対策を薄めにしていたが、一週間前くらいにかなり理論の力が落ちているとを感じていたので、少し不安があった。
★一次試験
去年まで二種の教室で受験していたため、一種の教室に向かうだけで、何となく誇らしかった。
試験の手応えとしては、理論で芋づる式に解答を間違えてなければ、大丈夫だと思った。
自己採点
・理論64/80
・電力65/80
・機械64/80
・法規62/80
全科目8割程度で終えれた。理論は2か月前より力が落ちている実感があったので、ピークを試験に持っていけるよう気を付けないといけないと思った。
8月(一次試験後)
・機械制御(復習19年分)
とりあえず、既に一度解けるようになっていた機械制御から始め、復習が終わったら、進捗の悪い電力管理を行う予定とした。
9月
・機械制御(新規8年分くらい)
・電力管理(復習11年分、新規8年分)
既に勉強していた電力管理の11年分(対称座標法除く)を復習したのち、新規8年分の問題を解いた。また、5~6月の時に飛ばしていた難問も手を付け始めた。
機械制御は平成初期の問題が掲載されている『完全対策(オーム社)』を使用した。割と初見で解けたため、サクサク進んだ。
10月~二次試験
・対称座標法の勉強
・論説対策
・総復習
いい加減対称座標法を身につけないと、本番で出題されたときまずいため、対称座標法の勉強を一週間くらいかけて、本格的に勉強した。
何だかんだで5月頃に勉強していたため、少し勉強したらできるようになり、本番で解ける自信が付いた。
試験2か月前頃は、合格可能性は五分五分かなと思っていたが、試験2週間前くらいから合格できる気がしていた。
論説対策は、『キーワードで覚える』を問題形式に書き直した二種の時にノートを取り出して復習していた。今更新しいことは身につかないため、知っていることをアウトプットできるかどうかを意識して勉強した。
★二次試験
試験に臨むにあたって
最後の大勝負なので、勉強以外でもできることはしようと、下記のように色々意識していた。
①睡眠
たまに眠れない時があるので、睡眠導入剤を1週間前から服用し、生活のリズムを乱さないようにした。
②食事
試験数日前から、揚げ物を避けて、うどん等の消化の良いものを食べることを心掛けた。また、試験前日には、試験当日と同じ時間に同じものを食べ、ちゃんと頭が回るか、エネルギー切れを起こさないか確認した。
電力管理
解答する4問の内、解答の順番は
①計算→②計算→③論説→④計算(難問)
と決めていた。
3番目に論説を解く理由は、最初に論説を解くと無駄に文章を凝ってしまうので、余裕を感じない時間に解きたかったことと、計算の沼に嵌ることを考慮し、最後に重い計算問題を解きたかったため。
実際の試験では
問3:送電端・受電端の円線図(計算)
問5:分散型電源の連携(計算)
問6:電力系統の周波数制御(論説)
問4:無限大母線に接続された系統の二相短絡時の対称座標法(計算)
の順番で解答した。
なお、本番の実際の時間の消費は大まかには下記の通り。
問3(35分)→問5(25分)→問6(15分)→問4(40分)
時間はかなりギリギリだったが、計算問題は全問解答でき、論説もある程度解答できた自信があったため、機械制御で平均点取れば合格できると思った。
機械制御
自動制御に一番勉強時間を費やしたので、基本的には
自動制御→パワエレ以外の残り1問
で解答することとしていた。
ただし、ブロック線図が複雑な場合および、苦手意識のあるボード線図が出題された場合は、パワエレ以外の残りの2問を選択する予定だった。
試験では、自動制御にボード線図という文字が見えたため、
問1:突極形同期発電機の出力等
問2:単相変圧器の無負荷試験、短絡試験
の順番で解答した。
問1の突極形同期発電機の出力を求める問題は、何度も練習していたこともあり、問1を通して、ほぼ手を止めることなく解答できた。
問2はとても基本的な問題であった。「求める式を導出せよ。」と問題文にあったため、極力丁寧に記述した。
問1(20分)→問2(20分) で40分程度で解き終え、あとは見直しにあてた。
試験後
電力管理・機械制御の、計算問題計5問を完答し、論説もある程度書けたので、帰り道、人がいないところでガッツポーズしていた。
その後、解答速報を作ってXに投稿したが、これは当日思いついた訳ではなく、電験としては最後の試験かもしれないし、好き勝手しようと思って、解答用紙もわざわざ持ってきていた。
自己採点
電力管理
問3:27((2)で損失を図に書き忘れ)
問4:27(最後の最後で計算ミス)
問5:30
問6:15(用語問題を間違え、他は6割はありそうなので)
合計:99/120
上出来
機械制御
問1:21(後述)
問2:30(答えは合ってるので)
合計:51/60
問1は、(2)の出力を求める問題で×3を忘れる、(4)で計算ミスをし、連鎖して(5)も間違えた。(それぞれ-3点で計算)
見直す時間があったにも関わらず、直せなかったのでかなり後悔している。
正直、機械制御を一通り解き終えた時点で、合格を確信し浮ついていた。
(2)は「求める式を導出せよ。」と書いてあるだけ、自分の解答よりも、標準解答ではかなり丁寧に書いていたため、Xでは気が動転し-15点で結果報告していた。けど、改めて標準解答を見てみたら、そんなに自分の解答と大差ないし、解答は合っているので30点とした。
二次試験自己採点:150/180 (83.3%)
合格発表
自己採点では間違いなく合格していましたが、実際に合格が確定すると、ものすごい嬉しく、会社で叫びたくなっていました。
漸く書きたいことも一通り書けたので、これで電験に関するnoteへの投稿を終わります。お読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?