[妄想テック]ブラウザ上メタバースシェアオフィス開発を妄想する
メタバース、盛り上がってきましたね!Facebook社がMeta社へ社名変更するニュースが飛び込んできました。
今回は、在宅ワークの流行以降によく企画として提案頂いていた、メタバースシェアオフィスアプリをWebブラウザ上で。というプロダクト開発を妄想!
ニーズ検証
まず、働き方の形態として、バーチャル世界での出社やコミュニケーションのペインを調べたいですね。そこはリサーチと顧客インタビューを並行して行いたいところです。
次に、実際にブラウザ上でバーチャル出社できたとしたら使ってもらえるのか?ペインを解消できるのか?なるべく製品を作らずに試したいです。Remoなどをフルリモートな企業に試験導入してもらい、インタビューを重ねるなどが有効に思います。
技術選定
2021年現在のテックのトレンド・方向性として、ゲームエンジンのUnityを、WebAssembly(WASM)というWeb上で動く高速言語ランタイム環境で動かす、これにベットするのがいいと思われます。つまり、3DゲームをWebブラウザ上で動かす形になります。
UnityのWASM対応はかなり前にリリースされていますので、最先端過ぎて開発コスト爆高!調達調達!という事態にはならずに済みそうです。
あと、バーチャルシェアオフィス上で他の人に近づいたらすぐ話しかけてミーティングがしたい、という流れになりそうです。WebRTCでWeb会議を組む必要があります。これを自前でOSSで組むのは現状非常に大変です。時雨堂の製品などを検討したいところです。
実装以外
技術的な部分もさるところながら、3Dモデリングと3Dデザインが肝になりそうです。それができる人間を調達できるか?予算はそこに使いたいですね。
視点をずらす
実はこの企画には技術の観点から、視点のずらしポイントがあります。厳密な3Dにせず、一昔前の箱庭ゲームであるような斜め視点や、ゲームボーイ時代のRPGのようなパースの無い画面デザインにすることです。
ようはドット絵ゲームみたいなことですが、こうすると2Dでの表現なため、既存のWeb技術で実装できますし、一昔前に元Flusher達が飽きるほどやったことでもあります。3Dモデラーも必要なく、イラストレーターで対応可能です。
つまり、人の調達が段違いに容易になります。
まとめ
予算規模はWebアプリの比でなくなりそうで、現状、軽い気持ちで作れるものではなさそうです。
ただし、うまいやり方というのも同時にあり、そのうまさが成功の秘訣かもしれません。
ユーザーコミュニティーを始めにつくってしまって、コミュニティーをテストの場として、ニーズ検証してから調達、開発したほうがいい企画だと思われます。
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