インビンシブルクラシック攻略①:光器ペトローバ
ツイッターでデッキや使用感を書くのは楽しいんですが情報が散逸するということでnoteを始めました。野球とデュエマに使おうと思います。
デュエマ攻略記事として第一回はペトローバ。思い出のデュエマさんが記事にもしてたけど、情報を加えるのと今後の記事の前提条件になるため。インビンシブルクラシックではペトローバ対策が出来ていないデッキは土台にすら上がれない、そのくらいの強カードです。
・光器ペトローバ
《強み》
戦闘アドは無条件ノーリスクの1アドで最もシンプルかつ強力なアドの取り方の一つです。ペトローバを使えばパワー1000のクリーチャーが5000になり、3000のクリーチャーが7000になります。この時代「最低ペトられライン」の5000のパワーを持つクリーチャーですら何体も並べるのは簡単でなく、また火力(特に全体除去)もパワーに依存したものが多いです。同種族、または相手もペトローバを使った状態以外で戦闘で殆ど勝てなくなるので、相手は戦闘アドを稼げず自分だけがアドを増やす状況になります。しかもブロッカーを強化すればペトローバを高パワーで守れるためますます死にづらくなります。長期戦、コントロール、ブロッカーを展開する動きの中で優秀です。
しかもこの時代唯一のアンタッチャブル効果持ちであり、このカードをSTで止められるのはホリスパ、深緑、ジャスティスバインド、ハンタークラスターと非現実的なものを入れても四種しかありません。どれもペトローバを直接倒せていないので返しが用意出来なければそれすら無意味です。そしたらペトローバの横のクリーチャーを処理しよう、と思ってもペトローバの横で殴ってくるのは基本軽量カード。1枚1枚処理したのでは割に合いませんし、しかもペトローバで強化されているので軽量除去、全体除去が大抵効きません。4コスも5コスも払って軽量一枚やっとこさ除去してたのではあっという間にビートされてしまいます。そこに加えて上述の通り本体が締めの殴り手として優秀であり短期戦、ビートダウン、軽量アタッカーを並べて殴る動きの中で強いです。まあつまるところどんなデッキどんな動きの中でも強いわけですね。
場に何もいない状況からとりあえず置いても仕事を果たしてくれるため、極めて劣勢な状況を除けばあらゆる局面で「出し得」なカードです。アドを爆発的に稼ぐカードは「条件が整えば」という要素を含むカードが多く、ペトローバはそれらともさらに一線を画す使いやすさを誇ります。
戦闘を避ける動きを相手が取ることが多くなるため、並べてからホリスパで一気にクリーチャーを刈り取るか、屑男と組み合わせて戦闘アドをさらなるアドに膨らませるか、殴り倒されるのを恐れてドローに逃げた相手をロスソで咎めるか、など他のパワーカードが活きる状況を作り出すのがとても上手いカードでもあります。
《弱点》
デッキが種族で統一されるので弱い種族のカードは使えずデッキ構築が単純化しやすいです。また相手も同種族を使ってきた場合は「出し損」になることも。とはいえ5コス3500アンタッチャブルなんでそこまで悪くないんですけど。
5コスなんで元々低パワーの対ビートだといらないと感じる場面も多いかもしれません。ただ進化クリはパワーが高いんで殴り倒しも含めてどこかで必要になる場面はあると思います。
弱点どころか処理方法すら少なすぎるわけですが、現実的なのは下記の戦術と思われます。
・アンタップキラーで殴る(ストジャベ、フルコマンド、クエイクゲート、バザガジール、ジェノサイド等)
・全タップ(ホリスパが基本)でタップさせて殴る
・サウザンドスピア、ガルクライフドラゴン(ただし隣にいるやつらはペトられているのでほぼ焼けないと思った方が良いので単体除去になりがち)
・ファントムベールで無理やり殴らせてブロックするか返しで叩く
・ディオライオス、死の宣告、ソイルチャージャーなど相手に選ばせて倒す
自分は膠着状態になりやすいことを加味してホリスパ、フルコマンド、ファントムベールあたりで横にいるカードもまとめて処理するのが強いと考えています。ストジャベも強いですが条件を選び、失敗すると盤面が固められた後仕事出来ないので思ったより過信は出来ない印象です。またストジャベで処理した後の流れに困ることも多いため構築を考えていないと案外仕事できません。
《相性の良い種族》
・イニシエート
タップキル戦術と好相性。古くから知られており説明不要なレベル。
・ガーディアン
これも説明不要。横並べができるブロッカーが多く長期戦に適している。
・リキッドピープル
全体除去に弱いアクアガード、サーファー、ハルカスなどが除去しにくくなる。進化クリとも相性が良く、特にクリスタルパラディンは9000になりブロッカーをバウンスしてペトローバが殴るための隙を作り出す。
・サイバーウィルス
マリンフラワー、フェアリーキャンドルと相性が良い。アストラルリーフはもう元からぶっ壊れているので壊れ×壊れ。
・ゴースト
ロンリーウォーカーがパワー6000になったり、グレイバルーンが7000になったりする。ただしこれは今後書くがゴーストは進化クリーチャーであるデススペクターが元から十二分に強力なので、いささかオーバーキルの感が否めない。
・リビングデッド
ボーンスライム、ボーングール、ブレインイーターなど軽量カードのパンプアップに向いている。スケルトンシーフが無限に墓地回収できる6000クリになると考えると強く見えるもの。またボーンスパイダーは3マナパワー9000になり殴り手として確実に仕事をしてくれることだろう。
・パラサイトワーム
ゼリーワームが戦闘で取れないアタックトリガークリーチャーになる。グレゴリアワームも素のパワーを補って強力な殴り返しを実現してくれる。
・ブレインジャッカー
ブラッディイヤリングが8000、ダーククラウンが10000のブロッカーになる。またスパイダージュエルやボーンピアースなど殴り手候補は意外にもいる他、カースペンダントは素で強力なカード。アンバーピアスで毎ターン回収という場が構築出来れば強い。
・ビーストフォーク
青銅が5000、誕生の祈が6000、ガイアスマッシャーが9000など噛み合うカードも多い。というか青銅が5コスに繋げるクリーチャーとして唯一無二でありそれだけで構築の理由足り得ます。
・ドラゴノイド
ウルティモ、エグゼドライブ、ブレイズクロー、キュラトプス、変わり種ではブルレイザーやギガントスなども面白い。キュラトプスペトローバは決まると強い。相手のペトローバにも強く、無限掌と組むと気持ち良いコンボ。
・サバイバー
デッキの全クリーチャーが+4000なので相性は最強。元々並べる前提とも噛み合う種族。全体除去に強くなるのも◎。
《総括》
ペトローバはほぼあらゆる状況で殆どのカードを上回るパフォーマンスを発揮します。5コスの状況下でこれを差し置いて出して遜色ないカードなど精々スケバイ、屑男、ミストリエスくらいであってはっきり言ってぶっ壊れです。構築の際は「その動き、ペトローバの劣化じゃない?」「それ、ペトローバに勝てる?」が合言葉です。インビンシブルクラシックにおいては最大のメタであり、ポケモンで言う一時期のガブリアスとかメガガルーラみたいな、そう言う存在だと認識してもらえたらと思います。