フェイクドキュメンタリーQ2-7 「テイク100 - Take100」:考察
動画
考察材料
気になるポイント(時系列順)
・「ある資産家の蔵から未公開の日本映画が発見された」
→ 日本映画と判断した理由は?
・おもちゃ映画ミュージアムの映像
→ 実在する場所、明確に実在する施設がフェイクドキュメンタリーQで登場したのは初めてな気がする。
→ 撮影時期は冬っぽい(服装と玄関前のイベントのポスターより)
・館長の紹介
→ 実際の館長は太田米男さん。金森龍三郎さんは俳優のようです。
・フィルムに文字が記載されているのが見える
→ B-019 大洋丸で上海・・・
→ 大洋丸は実在する船で日本の客船、1942年にアメリカ潜水艦により撃沈されている
・ホームページの映像が映る
→ 実在のホームページそのまま。
・種板、幻灯機、ソーマトロープ、ゾートロープの説明
→ 全部説明は合ってる。
・玩具映写機の説明
→ 特に引っかかるところはなし。
・仇討選手、丹下左膳 第二篇 剣戟の巻、探偵ターチャン殺人電波、お伽のお爺さんの紹介
→ 実在する映画、一部はおもちゃ映画ミュージアムがYoutubeに公開していた。
→ 映像を確認しましたが「テイク100」内で登場するシーンはすべて上の元映像にもありました。
・タイトルコール
→ 気になるところはなし
・館長の語り
→ 気になるところはなし
・未編集のフィルムが送られてきたと語る館長
→ 孫により送られたそう。
・「テイク数だけが異様なんです」
・22-1-1
1. おじさんと女性が和服を着て写っている
2. 奥の部屋には布団をかぶった人のようななにか
3. おじさんが奥の部屋をみて立ち上がり画面右へ去っていく
4. その後女性が何かを言う
5. 女性はテーブルを見て、画面端におじさんの袖っぽいものが映る
→ 女性は「~~~いただきます」って言ってそう
・22-1-2(以降基本同じなので気になった点だけ書きます)
・画面が異様に明るい
・女性が何かを言う
→ 女性は「え、ちょっとま(って)」、その後なにか言ってるけど不明
・女性がちらっと奥をみたあとこちらを向く
・22-1-3
・女性が何を言っているかは判別不明だがこれまでとはセリフが異なってそう
・女性が最後こちらを向く
・22-1-4
・奥を見る時間が長い
・「~~です」その後は不明だがこれまでとはセリフは変わってる
・22-1-5
・女性のセリフは 22-1-4 と同じっぽい
・22-1-6
・女性のセリフは「え、ちょっとまって」「どうして~~~~」?
・22-1-7
・最初と最後にカチンコが二回登場する
→ スタート時は一回、カット時には二回打たれるのが一般的。これより、22-1-7はカットの最後までが映像に記録されていると思われる(最も成功に近いカットだった?)。
・最初は不明。二言目は「~~~~ましたか」っぽいけどセリフが長い
・女性が完全に最後カメラ目線となる
・このカットだけ最後に奥を見る時間もなくカットされてる
・22-1-8
・「え、ちょっとま~~」「~~~~ましたか」
・22-1-9
・22-1-7と同じセリフっぽい
・館長と Q スタッフの会話が入る
→ 女優も俳優も「わからない」
→ 言い方が気になる、信用できなそう。
・22-1-17、22-1-18、22-1-19、22-1-25、22-1-27、22-1-32、22-1-33
→ 飛ばされる
・22-1-34
・女性が笑いながら喋っている。(セリフは不明)
・館長がスタンリー・キューブリック監督の映画について語る
→ おそらく映画「シャイニング」のジャック・トランスがドアを斧で突き破るシーンのことを言っている
・22-1-42
・女性のアクションがより大きくなる
・セリフは全くわからないので今後省略
・22-1-43
・奥の部屋の障子に影
・22-1-44
・影は消えている(影の部分が白飛びしているみたいにも見える)
・「フィルムの最後までご覧いただきます」
→ 唐突に始まる誰もいないシーン
→ 初登場の女性が奥の布団の中のなにかを拝む
→ 36フレームだけ挟まる女性の映像
→ Youtube の場合 30fps の映像っぽいので元映像は 16 fps とすると 約 18 フレーム分だけ女性の映像が入ってる
→ 2フレームずつ映像が切り変わっているので上の推測は正しそう(超早口)
→ 明らかに意図的な編集、フィルムの状態で編集されているならばフィルムが切り貼りされているはず(館長の言う編集されていない映像とは)
・22-1-83
・黒い化け物登場(微妙に動いてる)
・22-1-87
・黒い化け物接近(微妙に動いてる)
・22-1-94
・画面が黒っぽくなる
・22-1-95
・画面がぼやける
・22-1-96
・同様にぼやけている
・その後激しくぼやける
・22-1-97
・画面が更に黒くなる
・下の画像のように黒い部分がズレている
→ フィルムの上からなにか黒いものを重ねている?(重ね撮りの場合このようなズレは発生しなさそうなので、フィルム側に何かしら加工をした?)
・22-1-98
・更に画面が暗くなる
・22-1-99
・画面の黒さは少し収まる
・カチンコが登場した直後、おじさんが真っ黒になっちゃう
→ 画面左上が歪んでいる。フィルムを思いっきり左に引っ張ったみたいに見える。
・画面が暗くなったあと明るくなる、通常あった演技部分は無くなっている
・22-1-100
・おじさんが座るシーンが初登場
・カチンコが登場した際に画面上が歪んでいる
・画面が暗くなったり明るくなったりしたあと、女性の首部分が歪む
・「日本映画史においてこの作品は存在しない」
・終わり
→ 手巻きの映写機の音が流れる
考察(ほぼ妄想)
館長について
館長は信用できない語り手
館長は今回のフィルムについて以下のように述べています。
・テイク数だけが異様
・無編集の映像素材
しかし、明らかにテイク数以外も異様であり、かつ映像を見る限りフィルム自体に加工が行われている。
それにプロの館長が気づかないわけがないので館長は何かを隠していると思われる。
別部屋の布団の中身
フィルム内で女性が拝んでいることから普通の人間ではないことがわかる。
死体なのか霊的なものなのか神的なものなのかは不明であるが、怪異の原因は布団の中身のものによるものと考えられる。
怪異について
画面が黒くなったり登場人物達の映像が崩れる部分については、加工映像によるものと思われる。
人型の黒い影については原因不明、布団の中身が原因の怪異と思われる。
女性について
意図的にカメラを見るような動きや、途中に数フレーム挟まる笑っている姿から何らかの怪異に影響されていると思われる。
ここからは想像でしかないが、役者ならカメラを見る行為はあまり普通ではないと思われるのでカメラの向こうの視聴者を見ているのではと思った。
これまでと同様に視聴している側に怪異を移動させるような意図があるのかも・・・
まとめ
今回のフィルムはいわゆる呪いの映画のようなもので拡散させることにより影響が広がるようなものではないかと思いました。
古い映像なのでチェーンメールの始祖かも