思うこと
『おれさ、HSPなのかなぁ』
先日、夕飯の洗い物をしている横で兄さんが言った。
ああ、環境の変化に弱いとこあるよね
『なんかさ、ネットの診断テストみたいなのやったら結構当てはまって』
そっかぁ
もしかしたらそうなのかもしれないねぇ
『1人の時間ないとダメだしさ』
あ〜わかる、それは私もだな
『なんか…人の言葉に「なんでそんな事言うかなぁ」、とか思ったり…』
そっかぁ
でもそれなら、人のそういうところにも気づいてあげられるんじゃない?
『私って繊細で』って言ってる割に、人には平気で嫌な事言う人いるじゃん
そういう人にならなきゃいいんだよ
『そうか…』
言葉ってね
人を暖めるブランケットにもなるし
人を切り裂くナイフにもなるんだよ
使い方間違えると大変なことになるの
だから気をつけないとね
『え、それ誰の言葉?マザーなんとかとか?』
そう聞かれたので私は胸で手をクロスさせて
『マザーリエ。私の言葉』と言ってみた。
『ふん』と鼻で笑われたけど『確かにね』とちっちゃく言ってたのが聞こえた。
言った方は忘れても
言われた方は忘れられなかったりするのだ
どうせなら優しい言葉を
暖かい言葉を