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ブックデザイン、アトリエ空中線。

『純粋思考物体』のテクストから放たれる透明、白、鉱物のような冷えた硬質さが、「アトリエ空中線」により一冊の書物として綴じられた。

詩人である河村悟さんが1989年に書き上げ、長く刊行が待たれていた、芸術と存在をめぐる113の断章『純粋思考物体』。土方巽論の著書もある氏の、身体と思想を我の内に抱きながら引き離す、感覚と直観に満ちた芸術家の言葉が立ち上がります。

企画・刊行は、このたびプレスを立ち上げられた、2021年直木賞作家・佐藤究氏。敬愛する河村悟の主著となるべき書物として刊行。全国書店で26日発売です。ぜひご注目を。

―造本組版担当・アトリエ空中線 間奈美子

空中線書局Facebookより

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