月2回のYouTube Live「徹壱の部屋」を始める理由 記念すべき第1回のゲストは、ちょんまげ隊長ツンさん&浦議チャンネルUGさん!
標題のとおり、2024年3月から月2回ペースでYouTube Liveを開催することにした。第1回は3月12日の21時スタート。今年で発生から13年となった、東日本大震災の「メモリアルデー」翌日である。
第1回にふさわしく、豪華なゲストをお招きすることとなった。2011年から息の長い被災地支援活動を続けている、ちょんまげ隊長ツンさん。そのツンさんと一緒に、今年2月に能登半島地震の被災地での炊き出しボランティアに参加した、浦議チャンネルのUGさんにもご参加いただくことになった。
おふたりの能登半島での活動については、こちらの動画をご覧いただきたい。40分39秒の長尺だが、非常にクオリティが高く濃密な内容となっている。
この能登半島被災地支援の裏側、そして大震災から13年が経った東北の現状について、ツンさんとUGさん、それぞれの視点から語っていただく。おふたりとのディスカッションを通じて、被災地から遠く離れたサッカーファミリーにも「自分ごと」として考える機会になればと考える次第だ。
このYouTube Live「徹壱の部屋」は、宇都宮徹壱WM(ウェブマガジン)のYouTubeチャンネルにて展開していく。ではなぜ、WMで定期的にYouTube Liveを始めるのか? 以下、その理由について述べることにしたい。
■個人メディアでは「拡がっていかない」という危機感
主たる目的は「広報活動」である。WMは有料会員メディアであるため、認知度がなかなか拡がっていかない、というジレンマが常に付きまとっていた。これまではTwitterによる告知をメインとしてきたが、Xとなってからの相次ぐ改悪により、効果を疑ってかかる必要に迫られるようになった。
この辺りの事情について詳しい人に聞いたところ、現状で情報拡散が見込めるSNSは、TikTokやInstagram、そしてYouTubeなのだそうだ。このうちTikTokやInstagramは「瞬間芸」のイメージが強く、WMとの親和性は見込めそうにない。そこで浮上したのが、すでにチャンネルを立ち上げているYouTubeだった。
■編集がなければYouTubeはコンテンツとして成立する?
とはいえ動画配信となると、当然ながら収録や編集などの作業に時間と労力を割くこととなる。本業のリソースが足りなくなってしまっては本末転倒。動画にかける時間と労力は、なるべく絞り込むようにしたい。
そこで思いついたのがYouTubeLive。これなら本番一発のあとは編集なしでアーカイブ化できる。準備をしっかりすれば、リアルタイムでコンテンツを提供できて、執筆よりも少ない工程で済ませることも可能かもしれない。
■テイストは「公開インタビュー」と「雑談」の間くらい
問題はWMでのインタビュー記事との差別化。だが、これについては、あまり悩む必要はなかった。WMでは時間と手間をかけて編集が行われるが、YouTube Liveはリアルタイムでしゃべって編集もなし。自ずとテイストは変わってくるはずだ。
WMでのインタビューは、常にテキストでの完成形をイメージしながら、ペース配分と話の内容を計算して行っている。YouTube Liveの場合、しゃべりそのもので完結するので、自由度は高い。「公開インタビュー」の形式でありながら、アドリブ的な「雑談」の要素もある。その中間くらいのものを目指したい。
■月2回の頻度と「徹壱の部屋」というタイトルについて
いくら編集作業がないからといって、お気楽にコンテンツを量産できるわけではない。テーマやゲストのチョイス、サムネイルの制作もある。毎日はもちろん、毎週というのも難しい。さりとて、月1だと更新感が失われてしまう。まずは月2回のペースで始めてみることにしたい。
最後に「徹壱の部屋」というタイトルについて。かつて同名の個人サイトを運営していたのだが、プロフィールなどの情報をWMに移管したタイミングでクローズさせていた。今回、YouTube Liveを始めるにあたって、このタイトルを復活させることにした次第だ。
タイトルの由来は、1976年から今もつづく長寿番組「徹子の部屋」。毎回さまざまなゲストをお招きして、トークを繰り広げていくというスタイルを考えると、まさに「徹壱の部屋」というタイトルこそがふさわしい。黒柳徹子さんの看板番組を目指すわけではないが、少しでもあやかることができれば幸いである。
<この稿、了>