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「オシムを呼んだ男」が語る、GM時代の栄光と蹉跌〜 #ハフコミ 隔週報 vol.03

・ハフコミとは「ハーフウェイオンライコミュニティ」の略である。
・ハーフウェイとは、日本サッカーのピラミッドの「中腹」を意味し、ここではJFL、地域リーグ、都府県リーグ及び北海道ブロックリーグのカテゴリーを指す。
・ハフコミは地域やカテゴリーの垣根を超えて、オンラインで人をつなげながらハーフウェイカテゴリーの発展に寄与することを目指す。
・ハフコミはハーフウェイクラブの当事者(フロント、パートナー、選手、ボランティア、サポーター)の幅広い参加を求める。

 ハフコミでは、会員の皆さんから月1500円(+税)の会費をいただくことで運営されている。この会費の「わかりやすい対価」となっているのが、豪華講師陣による月1回のウェビナー。先月の左伴繁雄さんに続いて、今月は15日20時より、講師に祖母井秀隆さんをお招きしての開催となった。

 祖母井さんは1951年生まれ、兵庫県芦屋市出身。1975年に西ドイツ(当時)にわたり、ケルン体育大学でコーチング学を学ぶ。1984年に帰国して、母校の大阪体育大学サッカー部、そして同好会チームの大体大蹴鞠団(佐川急便大阪SCの前身)を指導した。

 1995年からジェフユナイテッド市原(現・千葉)の育成部長、1997年から2006年までGMに就任。以後、フランスのグルノーブル・フット38(07-10年)、京都サンガF.C.(10-16年)でGMや育成部・普及部アドバイザーを歴任。18年から20年までは、関東リーグ1部のVONDS市原FCの代表取締役社長兼GMを務めた。

 実は当ハフコミでは、ビジネスマネジメントで左伴さんに、フィールドマネジメントで祖母井さんに、それぞれ外部アドバイザリーをお願いしている。祖母井さんといえば「イビチャ・オシムを日本に呼んだ男」として有名。とはいえ長いGMのキャリアの間には、当然ながら蹉跌や失敗といったものもあったはずだ。今回のウェビナーでは、あえてネガティブな体験についても語っていただこうと思う。

 なぜか? 偉大な先達にお話を伺う際、成功談よりも失敗談のほうが、むしろ多くの学びが含まれているからだ(それは私自身、取材活動を続けてきて強く感じるところである)。成功体験と比べると、失敗体験のほうが再現性は高い。長いGM人生の中で、祖母井さんが経験した蹉跌や失敗の数々にこそ、ハーフウェイカテゴリーの当事者たちに有益な教訓が含まれていると確信する。

 今回のウェビナーは2部構成となっていて、第1部では一般の方も無料でご参加いただける(第2部はハフコミ会員のみ)。興味がある方はぜひ、下記の要項をご覧いただいて、ふるってご参加いただきたい。そしてウェビナーを通して、ハフコミの仲間になっていただけると、なおありがたい。ハフコミは今、新しい仲間を求めている。

#ハフコミ公開セミナー powered by Atleta(アトレータ)
ジェフ、グルノーブル、サンガ、VONDS──そのGM時代の栄光と蹉跌
【講師】祖母井秀隆(ハフコミ外部アドバイザリー)

2021年3月15日(月)
第1部:20:00〜20:40(ハフコミ会員+一般)※一般無料
第2部:20:45〜21:30(ハフコミ会員のみ)
※一般参加ご希望の方は3月15日(月)正午までに「祖母井さんウェビナー参加希望」と標記の上、下記アドレスまでメールをお送りください。当日の17時までにZoomのURLをお送りします。halfwayoc@gmail.com

 なお今回のウェビナーから、アスリートとチームのコンディショニングに貢献するAtleta(アトレータ)様より、ありがたくも協賛をいただくこととなった。スタートしたばかりのオンラインコミュニティの活動に、早くも共鳴していただける企業が現れたことに、深い感謝と共に確かな手応えを感じている。なお、今後のハフコミの展開については、引き続きnoteにて発信していく予定だ。

<この稿、了>

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