「ブックライターとなるためのハードル」を可能な限り下げるために【#徹壱塾2024年11月レポート】
写真家・ノンフィクションライターの宇都宮徹壱が「3年後に書籍を出すための11のメソッド」を提供する、宇都宮徹壱ブックライター塾(#徹壱塾)。11月のレポートを始める前に、このほど来年1月10日から開講する、第2期の受講生募集が始まったことをお知らせします。
当塾では、毎月6回のセッションごとに、2つのメソッドを1時間ずつ講義。これに30分の課題講評を加えて、2時間30分行われます。また、毎回のセッションにマッチしたゲストを招聘。その後の打ち上げにも参加していただき、塾生との交流の場も設けています。
これまでの講義の模様については、こちらのnoteにて(ネタバレしない程度に)レビュー記事をアーカイブしています。
2期生の募集期間は12月15日まで。ただし、定員に達した時点で終了とさせていただきます。ご興味ある方、ぜひとも入塾をご検討ください。
■書籍なんて「絶対無理!」と思ってしまう前に
11月のセッションは、事前に出しておいた課題「インタビュー記事に使える写真を撮る!」について講評を行ってから、以下のメソッドについて講義しました。
メソッド⑨:いい執筆を続けるための環境づくり
メソッド⑩:作品に磨きをかける校正作業
今回のゲストは藤里純さん。現在はアンダーアーマーにお勤めの藤里さんですが、前職はnoteのディレクター。当塾ではnoteの活用を推奨しているため、適切なアドバイスをいただきたく、ご参加いただきました。
この徹壱塾では「ブックライターとなるためのハードル」を可能な限り下げる」ノウハウを積極的に伝授しています。2000字のコラムを書くことにも苦労していた人が、20万字の書籍を作るのは「絶対無理!」と思われるかもしれません。けれども実は、ちゃんと攻略法が存在するのです。
今回のセッションでは「執筆」と「校正」のメソッドをセットで伝授しました。これもまた、ハードルを可能な限り下げることが目的。書籍づくりは確かに手間がかかるけれど、その手間さえ惜しまなければ夢の実現に近づくことができるわけです。
「経験がないから」と尻込みする人は、意外と多いんですよね。私自身も、何度も挫折しそうになりました。けれども、未経験からのスタートに挑戦したからこそ、今がある。塾生の皆さんにも、そうした経験をしていただきたい。そんな塾長の思い、塾生諸君はどう受け止めてくれたのでしょうか?
■気になる塾生の感想は?
眞木さん、松本さん、ありがとうございます。「執筆」と「校正」が本作りの両輪であることは、今回のセッションで何度も強調してきたことですので、その意味するところが伝わって何よりです。
言うまでもなく、書籍作りは簡単なことではありません。けれども、最初から諦めるものでもないと思います。実はそのことが、当塾で最も伝えたかったことであり、私自身も再確認できたセッションでした。
■第2期のハイブリッド講義にも自信
セッションは21時に終了。今回はいつもの台湾料理屋がお休みだったので、いかにも西荻らしい居酒屋で打ち上げを開催しました。参加者は、私と塾生2人、そして藤里さんの4人。noteの話題で多いに盛り上がりました。
藤里さんいわく、noteで書き溜めたコンテンツが編集者の目にとまり、書籍化となる話はそれなりにあるとのこと。とはいえ、日々膨大なコンテンツが溢れている中、いかに編集者にアピールできるかが重要になってきます。こうした生の声に接することができるのも、当塾の特徴と言えるでしょう。
藤里さん、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
最後に、塾長からのこぼれ話を。
第1期のセッションもこれで5回目、メソット⑩まで到達しました。残すは12月のセッションのみ。初めての試みの連続でしたが、いい形で1期生を送り出すことができそうです。そんな中、第2期に向けた準備も着々と進めております。
前回につづいて今回も、オンラインでのセッションのテストを実施。実際に受講者役を入れて、リアルと遜色のない講義ができているかを確認しました。もう少しディテールを詰める必要がありますが、第2期からリアルとオンラインのハイブリッド講義が実現できる目処が立ちました。
次回のセッションは12月11日。メソッド⑪の「版元任せにしない書籍のプロモーション」。そして特別講座「現役編集者と語り合う、生き残る書き手の条件」をお届けします。
いよいよ第1期も次回のセッションが最終回。その模様については、後日こちらでレビュー記事を掲載します。どうぞ、楽しみにお待ちください。
<次回につづく>
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