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今さら聞けない 二百度がメンバーに衣装作りを任せる理由

今回は、今さら聞けない 二百度がメンバーに衣装作りを任せる理由、という内容です。


▼メンバーに衣装作りを任せる理由

さて。

アイドルグループ・二百度では、メンバーの東條きりか@kirichan_200 に衣装を任せています。

ちなみに東條は、チョコまみれというお菓子のキャラに似ているとか。

東條はアイドルになる前、名前を言ったら誰もが知っている劇団の衣装部で働いていました。

なので、「服の知識はない素人だけど、アイデアを出して衣装を作ってます」というレベルではなく、割とガチで二百度の衣装を担当しています。

コンセプトからラフを描く作業から、微妙なサイズ調整まで、やってもらっているんです。
こんな感じで。

とはいえ、どうしてメンバーの1人に任せているのか。

そこには「衣装を作っていた経験があるから」というもの以上に、大きな理由があるんです。

もしかしたら、「メンバーにやってもらって、衣装代を安くすませようとしているんじゃないの?」と思う人がいるかもしれませんが、違います。

衣装代も含めて、活動費をそこまでケチっていません!

そうではなくて、ファンに喜んでもらえるようなおもしろいストーリーを生み出しそうだから、メンバーの東條きりかに衣装を作ってもらっているんです。

どういうことか、ここから説明をしていきます。

▼衣装では差がつかない


多くのアイドルグループは、衣装は外部に発注しています。

「アイドル衣装」や「ステージ衣装」で検索をすれば、いくらでも衣装は販売されていますし、専門で作っている業者、個人もたくさんいます。

しかも、クオリティもしっかりしているのがほとんど。

なので、二百度が外部に発注をして、「こんなイメージで、こんなデザインで作ってください」とリクエストをすれば、そのリクエストに沿った衣装が届くのです。

それはそれで全然いいんですが、そうやって出来上がった衣装は、ほかのグループとたいした差がつかないものになります。

デザイン上の違いはもちろん多少あるし、ある程度のクオリティの衣装になるはずですが、これだけたくさんのアイドルグループが存在している以上、やっぱり似たような衣装のアイドルはたくさんいるんです。

アイデアはほぼ、出尽くしているわけです。

それに、もしも他のアイドルと差をつけてムチャクチャ違うものにしたところで、それが話題になったら、すぐにコピーされてしまうはず。それが現代です。

つまり、衣装のみではもう、あまり差をつけられないということ。

▼衣装だってプロセスが大切


でも、メンバーが衣装を担当すると、どうでしょうか?

もちろん、何の経験もない素人が担当すると、デザインも微妙でクオリティも低い衣装になってしまいますから、そうなるくらいなら普通に外部に発注をすべきです。

ですが、先ほどいったように、東條は少し前までバリバリの衣装部だったわけですから、他と比較しても遜色劣らないデザイン、クオリティになります。

良くも悪くも、出来上がった衣装のみを見れば、二百度も他のアイドルとあまり差がつかないということです。

なのですが、衣装が出来上がっていくプロセスでは、他の外注の会社などとは大きく差をつけて、違いを出せます。

どういうことかというと、たとえば、

「●●ちゃんは背が高いから、ダンスでそれが映えるようにここを残すことにした」

「もっと動きがよく見えるように、ここにスリットを入れて手直しをしよう」

「元々の製品からこの部分の素材を変えて、より華やかに見えるようにしようかな」

などのように、衣装をつくっていくプロセスで、さまざまな問題と、それをどう乗り越えたのか、などが絶対に出てくるんです。

モノづくりですから、それは絶対にあります。

ただし、多くの衣装会社などは、そういった完成に至るまでのプロセスを公にしませんし、面倒ですからツイートをしたりもしませんし、そういったプロセスをいちいち発注元に報告したりもしないでしょう。

でも、メンバーが衣装を担当することで、普通は公開されないような部分、衣装が完成に至るまでのプロセスで生まれるエピソードをたくさん見せることができるんです。

すると、どうなると思いますか?

そういったプロセスを知ることで、ファンにとって、多くのアイドルの衣装以上に思い入れのある衣装になるし、また、衣装の細部のこだわりまでちゃんとチェックしてくれるんです。

「★★ちゃんが今着ている衣装が、前にきりちゃんが言っていたやつかな」

「あの部分、たしかにステージで映えているな!」

というように。

▼プロセスを喜ぶファンは多い


このように、衣装が完成するまでのエピソードは、応援してもらうための土台にもなります。

そして、それを待ち望んでいるファン、そういうプロセスを喜んでくれるファンは、決して少なくありません。

僕らはみな、完成品と同じくらい、完成に至るプロセスも好きなんです。

最後に業務連絡になるんですが、東條はもっと衣装を手直ししているところや、デザイン作りで悩んでいるラフスケッチなど、衣装が完成するまでのプロセスを、もっともっと公開していったほうが、SNSのネタにもなるし、きっとファンが増えるんじゃないかと思うんで、そんなこともツイートしてみてください。針と糸でチクチク作業をしているところとか。

ということで、二百度がメンバーに衣装作りを任せる理由という話でした。

そんな二百度の衣装を担当する東條きりかのSNSはこちら。
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あと、僕の音声配信番組もスタートしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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