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ルームランナー

働きはじめてからあっという間に20年以上が経っている。身近にいる若い社員の年齢と同じくらいの月日が経っている。

しかし、その間、何をして来たのだろう。
本当にあっという間だと言わざるを得ない。

黙々と働いてきた。
途中でサボったこともある。
やりたいことはやってきた。
でも、やりたいことから逃げてたこともある。

ただ、負けたくないという気持ちは持ち続けてきた。

途中経過で言えば、俺よりも前を走る人は山ほどいる。一流企業の経営に携わっている人も大勢いる。個人経営企業であっても、大きな責任を背負って生きている人もいる。

本当に同級生か?と、顔を見てもさっぱり信じられない人も増えてきた。
髪の毛がなかったり、激しく横に成長していたり。顔のシワも人によって全然違う。

収入の多い人に負けたと思ってきた。
感謝してくれる人の数が多い方が勝ちだと思ったこともある。

でも今は、自分に納得していることが一番だと思う。
楽しんでチャレンジできていることが、幸せだと思う。

俺はサッカーのワールドカップに出場することも、五輪代表のオーバーエイジとして出場することも、残念ながら諦めた。

でもそれ以外の夢は何一つ諦める必要がないと感じている。

80歳になって今の俺を振り替えれば、まだまだ時間はあると思うだろう。

しかし、入社してこれまでのことを考えると、これからの時間の過ぎかたは、これまで以上かもしれない。

まだまだ新人だと思って働いている人がいるなら、言いたい。今、そう思うなら10年後も同じ気持ちが抜けず、10年後の新人と同じ働き方をしているだろう、と。

既に入社したあなたは、プロとして報酬を貰っているのであって、自覚と責任を意識せよと。先輩や上司に守られていると思うか、先輩や上司に勝ってやろうと思うかの差はでかい。

そして、流されないで生きることが何よりも大切だ思う。自分の意思で、毎日歩く道を決めることが、何よりも大切だと思う。

もし、歩かされていると感じるなら、それはルームランナーの上だぞ。

20年後、悔いない人生になっているかどうか。其れひは、今の気持ちが決めるんだろうな。あしたのあなたではなく、今日のあなたの気持ちが。

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