生き延びたんだなあ
ノートを始めたとき、日本もニューヨークのようになるかと思っていた。もしかしたら、感染者が爆発的に増え、医療崩壊が起きて、1ヶ月後には死んでいるかもしれないと、真剣に思っていた。
でも、まだ生きている。
生活を維持するために働いてくださっている方々、医療関係に従事されている方々のお陰だなあって思う。
ありがとうございます。
篤い気持ちを抱いて働いてくださっていることに、感謝します。
その一方で、無条件に、根拠もなく、自分の考えが正しいと信じ、押し付ける人が大勢いることにも気付かされた。世の中は全て自分を中心に回っているとでも言いたげな人たちが、かなりいる。
マスクが手に入らないと、薬局店員に文句を言い叱りつけるような人たち、荷物の配達を頼んでおきながら、ひどい態度をとる人たちだ。
日本を救うのは、これしかないとばかりに、他人の外出を見張る人たちもそう。
この差はなんなのか、考えてみた。
どれだけ自分を愛せているか?
どれだけ自信を持っているか?
その差は、幼少期にどんな暮らしかたをしてきたかに、左右されると思う。
仕付けられたかどうかではなく、愛されたかどうか。
自分の存在を、どれだけ無条件に認められてきたか?それによって、大人になってからの自己主張が違ってくるような気がする。
構ってほしい。
認めてほしい。
愛してほしい。
その気持ちが昂り、自分よりも立場の弱い人に向けて、声を荒げ、支配しようとする。従わせようとするのではないか?
その一方で、誰かのために尽くそうとする人たちは、自分に満足していて、様々な人やことに感謝している。感謝の気持ちを、還元しようという気持ちがあるように思う。
もう死んでいると思っていたのに生きている今、この命をどう使うべきか。
きちんと考えてみたい。何のために生き延びているのかもね。