タイの家族
タイ時代に1番お世話になった方が亡くなりました。
初めて住む国で
言葉も一切わからず
文化も全く違う国で
右も左もわからないどころか
前も後ろも全部わからない国
誰にも言ってこなかったけど
正直ほんまに辛い経験の方が多かった
好きなサッカーをするためにタイにきたのに
タイが心の底から嫌いになるくらいの経験も
何回もした
本当に孤独で
何回も1人で泣いて
悔しくて、悔しくて
たまらんかった
けどそんな1番辛い時に
手を差し伸べてくれたのがこの人やった
縁もゆかりも無い異国の地からサッカーしにきた自分を
家族のように接してくれて
毎日お腹いっぱいご飯食べさせてくれて
寝泊まりできるとこまで用意してくれて
何かあるんかじゃないかと疑いたくなるほど
良くしてくれた
ほんまに良くしてくれた
命の恩人と言っても過言じゃない
チームもない、お金もない、何もない自分を
支えてくれて、チームが決まってからも
変わらない愛で支えてくれて
出会ったその日から国が変わっても
毎日かかさず、連絡くれた
7年間1日もかけずに
この人の愛情があって今の自分がある
タイでの辛い思い、悔しい経験なんか全てかき消すほどの恩
感謝してもしきれない
こんなにもタイを好きにさせてくれた
こんなにも海外の素晴らしさを感じさせてくれた
国を超えた繋がりの嬉しさを教えてくれた
言葉、文化の壁を超えた喜びを教えてくれた
今もこうして自分が世界中を飛び回るのも
世界中に家族のような友達がいるのも
アジアを繋ぐ子供たちの国際大会を実現させるのも
全部この人からもらった愛情があったから。
本当にありがとう、ゆっくり休んでください
もし、また初めてタイに行くあの日に戻れたとして
人生を変える選択ができたとしても
また同じ経験をするため、
あなたに会うために、タイに行きます
あなたからもらった愛情一生忘れません