自分の市場価値
お金の話:市場価値と給料の仕組み
今回は、お金に関する話です。お金はあるに越したことはありませんが、もらいすぎると逆に怖いこともあります。ここではざっくりとした内容で、給料や人件費について説明します。
給料の計算方法
基本給: 労働契約に基づいて決定される基本的な給料。
諸手当: 職務手当、役職手当、通勤手当、住宅手当など。
時間外労働手当: 法定労働時間を超える労働に対して支払われる手当。割増賃金が適用されます。
賞与: ボーナスや年末手当など、一定期間ごとに支払われる特別な給付。
給料の例
基本給: 250,000円
役職手当: 50,000円
通勤手当: 10,000円
時間外労働手当: 20,000円
総支給額: 330,000円
人件費の計算方法
給料総額: 基本給+諸手当+時間外労働手当+賞与の合計。
法定福利費: 健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料など、企業負担分。
法定外福利費: 企業が独自に提供する福利厚生費用(企業年金、研修費用など)。
その他の人件費: 採用費用、研修費用、制服費用など。
会社が支払う総人件費の例
総支給額: 330,000円
健康保険料(会社負担分): 16,500円
厚生年金保険料(会社負担分): 29,000円
雇用保険料(会社負担分): 990円
総人件費: 376,490円
人月費と個人給料の差
アウトソーシングや第三者開発を行う場合、以下のような違いがあります。
人月費(支払い人月費)
企業がアウトソーシング先に支払う1人月あたりの費用です。以下の要素を含みます。
開発者の給料
間接費用(管理費、運営費、事務費など)
アウトソーシング会社の利益
その他の費用(設備費、ツール費用、教育・研修費など)
個人に支払われる給料
個人の開発者が受け取る給料は以下で構成されます。
基本給
諸手当
賞与
人月費と個人給料の差異
コスト構成の違い: 人月費には開発者の給料に加え、間接費用やアウトソーシング会社の利益が含まれます。
利益マージン: アウトソーシング会社は利益を上乗せして請求するため、人月費は個人給料よりも高額になります。
追加コスト: 人月費にはプロジェクト管理費、ツール使用料、教育・研修費なども含まれることがあります。
例
例えば、アウトソーシング会社が1人月あたり100万円で契約した場合の内訳は次のようになります。
エンジニアの給料: 60万円
管理費・運営費: 20万円
利益: 15万円
その他の費用: 5万円
この場合、開発者が実際に受け取る給料(60万円)は人月費(100万円)よりも40万円少なくなります。
このように、個人給料と人月費には様々な要素が加わり、会社と個人の間で支払われる金額に差異が生じます。
まとめ
こんな感じで、給料と会社対会社で行われるお金にはいろんな仕組みがあります。
エンジニアとして人材派遣や自分である程度の単価感をしることがあれば上記の仕組みをしっておいた方がよいでしょう。
自分の単価感を正確にしる方法は
簡単で、転職サイトなどで調べるとすぐわかります。
ただ、間違えてはいけないのが、転職サイトに記載の採用条項に記載されているだけの経験が自分にあるかないかを正確に判断できる必要がありますので、そこだけは注意をしてください。
これから、まだまだ売りて市場は続くと思われます。
ただ、油断することなかれ。
単価・給料があがるということは、それだけの仕事や成果を求められることでもあります。
今、自分がどこにいるのかを正確に判断し、ステップアップしていく目標の材料にでもしてもらえたら幸いです。
では、今日はこのへんで。
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