鉄線式テゼレッターマニュアルver.2023
はい、どうもこんにちは。鉄線と申します。noteを書くのは久しぶりですね。今回は現在使っているテゼレッターについて解説していきたいと思います。とりあえず、リストから貼っていきますか。
デッキリスト&戦績
構築までの道のり
この構築に至った経緯をちょっと語らせてください。ちょっとだけ。まずは、昨年末MOでブイブイ言わせてた(15配信くらい連続で勝ち越してた)ころの一般的なリストを貼ります。
全然違うなぁ!
基本、テゼレッターというのは防御を固めて、アーティファクトで相手をじわじわなぶり殺すデッキ(特にMH2、サーガ以前)なので、こんなアウトドアなデッキ構築をすることはあまりありませんでした。ただ、
イニシアチブという、引きこもりを絶対殺すデッキがトップシェアになり、こちらも打ってでるしかなくなった…というめちゃくちゃ後ろ向きな理由で前向きなリストを組むことになりました。
実は11月にスコーペク・ロードを採用した型で3-0をしており、手ごたえは得ていたのですが、主戦場がMO(スコーペク・ロード未実装)であったため、中々ブラッシュアップする機会が得られませんでした。スコーペク・ロードが入っていないビートダウン重視の型をMOで負けながらも形にしていき、そこそこやれる形を構築。思い返すと、ここでスタースクリームに気付けたのは大きかったですね。そして、MOでの構築にスコーペク・ロードを落とし込んだリストを作りました。
そして、来たる1月8日、レガシー神挑戦者決定戦…
神挑戦者決定戦
ん?
6-2で、ベスト16に滑り込むことができました。やったー!
滑り込んだ感想としては、メルトダウンに2敗を喫したものの、環境全体がアーティファクトへのガードを下げてくれていたのが大きかったことを感じましたね。
そして、新顔カードが分からん殺しや、予期せぬリーサルで勝たせてくれたと思いました。
新カードピックアップ解説
スコーペク・ロード
特に活躍した新カードの解説もしておきます。
まずこのカードは、最初に見たときに目を疑いましたね。すべてのテキストが強い。
・黒色のため、イニシアチブの影響で流行している殺しに当たらず、MV=3がメルトダウンでも巻き込まれづらい。
・スタッツは最低限で、強化範囲がアーティファクトなので、デッキ構築に気を付ければかなり広い範囲を強化することができる。
・威迫を持たせる効果はレガシーのデッキの中では稀なので、他のメタデッキも威迫のアタックを受けきれない構成になっている場合が多い。
・蘇生も無駄にならず、カウンターをかいくぐり最後のひと押しを狙える。
まさにイニシアチブと戦うための申し子、イニシアチブ以外のデッキとも殴り合うために必要な要素がふんだんに盛り込まれたカードでした。サーガから出た構築物が威迫を持って殴るのは反則、というか、それだけでリーサルな状況になっていましたね。
力を欲するもの、スタースクリーム/シーカーの隊長、スタースクリーム
最初見たときは、正直色物枠だと思っていました。何で統治者を相手にあげるという敗退行為をしないといけないんだ、って思いましたね。ただ、機体のモードがイニシアチブを奪いやすい形になっていたので、対イニシアチブ戦だと、統治者を渡すことにはなりますがイニシアチブを奪えてフェアトレード。ほかのサーガトークン等で戦況を維持すれば有利に戦えると思ったのが採用理由でした。
実際に使ってみるとイニシアチブにも強いし、殴り合いをしてこないデッキに対して理不尽を強いることができるところが強かったです。誇張なしにこれ1枚で勝てるレベルでした。統治者を奪った状態でクリーチャーモードを維持できると毎ターン4点以上相手のライフが減っていきます。そりゃ勝てる。梟やコアトル、忍耐が1枚あっても、機体モードだとコンバットが止まらないことも高評価でした。なお、デルバー等殴り合いをしてくるデッキには良い所が一つもない(最後のひと押しに使えるかな?くらい)ので、サイドアウトが迷わないのもいいところですね。
テゼレッターに興味がある方へ
テゼレッターというデッキは、結構歴史があって定義付けには諸説あります。基本的にはボーラスの工作員、テゼレットを中心にしたアーティファクト・コントロールデッキと言えば概ね間違っていないでしょう。ただ、テゼレッターというデッキの面白いところは、環境によって形を柔軟に変えられるところにあると思っています。
・2マナ以上のアーティファクトを連打するストンピィ要素
・チャリスや罠の橋などのディフェンシブなカードを並べるプリズン要素
・飛行機械の鋳造所コンボや、Helm of Obedienceコンボを内蔵して理不尽勝ちを狙うコンボ要素
・今回のデッキのようにサーガを中心としたビートダウン要素
環境を読み解き、最適なカードを選択してデッキを構築してください。考えることを、カードを入れ替え続けて調整していくことを止めないでください。冒頭のリストは、もちろん自分が考えて作った、現時点での最強のテゼレッターのリストだと思っています。ただ、明日にはもう違うかもしれません。もしかしたら3分後にはより良いリストを作れているかもしれません。
そんな構築、そしてそこからつながるプレイを楽しみたいという方にはかなりマッチしたアーキタイプだと思います。テゼレッターはいいぞ。私で良ければ楽しさは保証します。あとこれは宣伝なのですが、
Youtubeチャンネルでテゼレッターをプレイしたり、マジックについての雑談配信をしていますので、興味を持ってくださった方はチャンネル登録していただけると幸いです。
下には特定のデッキに対するプレイングやサイドボーディングのガイドを入れてます。良ければ缶コーヒー代として、いただけると嬉しいですね。
サイドボーディング&プレイングガイド
URデルバー
in 狼狽の嵐×2、否定の力×2
out スタースクリーム×2、ファイレクシアの変形者×1、ボーラスの工作員、テゼレット×1
対URデルバー戦はメイン戦では影槍を装備した構築物、もしくはエーテリウムの達人でワンパン入れることを目標にします。チャリスx=1が置けると上記ミッションの遂行率はかなり高まると思います。
サイド後は、影槍パンチという目標は変わりませんが、それより優先してメルトダウン、兄弟仲の終焉をカウンターしていくことを念頭に置きましょう。メイン戦よりは難易度が上がりますが、フラスターを引いたり、チャリスが刺さることでやれないことはないかな~といった感じですね。
未認可霊柩車は、墓地追放しても盤面が抑えられないと意味がない、影槍パンチができる局面になっていれば、相手の生物の陣容が割とどうでもいい、という理由で自分は入れていません。マッチアップとしては先手後手依存が大きいですが、メイン有利、サイド後五分だと思っています。神挑戦者決定戦でメイン勝率100%だったことはここに自慢しておきたいです。次はいつできるか分かりませんからね。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?