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テスラ Model 3 を有明で受け取ってそのまま軽井沢まで

いくつになっても新しいおもちゃってのはワクワクするものです。
テスラ新宿でModel 3を試乗即発注!してから、毎日テスラアプリを起動してはニヤニヤする生活を送っておりましたが、8月某日、ついに納車日を迎えました。

噂通りさっぱりした納車

せっかくのロングレンジだし、車を受け取ったらその足で軽井沢までドライブしようぜ、と妻と二人でデリバリーセンター有明へ。

テスラデリバリーセンター有明

話に聞いていたとおり、質素なカウンターでカードキー (と、S3XYテスラ水のペットボトル) を受け取って、納車は完了。あとは駐車場で自分の車を探して勝手に出発して、っていうこれはあれだ、アメリカの空港でレンタカー借りた時みたいだ。どうせなら「アップグレードしといたよ!Enjoy!」となれば良かったけどさすがにそれはありませんでした笑
駐車場には当たり前ですがテスラがずらり。やっぱりModel 3が多いけどYも結構いますねぇ。さて俺のクルマは、、、と見回すと、青いModel 3は多くないのですぐ見つかりました。カッコイイぞ。

思ったより充電されていたのですぐ出発


ハンドルや運転席ドア周辺のカバーを外して、電話キーを登録し、すぐに出発準備完了!なのですが、気になっていたのはやはりバッテリ残量。この日の目的地、軽井沢までは180kmぐらい、そのまま一泊して翌日は上田のほうを回って中央道で帰る予定なので、450kmぐらい走ることになるでしょう。
事前のメールでは、「ご納車時の充電残量は、150km前後となっております」とあったので、納車されたらすぐ側の東雲スーパーチャージャーで充電してから、出発しようかな、と思っていました。

バッテリ残量は315kmありました。

ところが、実際受け取ってみるとバッテリ残量は315kmほどあるではないですか。これなら高崎のスーパーチャージャー (道の駅玉村宿) まで余裕でたどり着けるし、そこでお昼食べながら充電したらちょうど良いじゃん?ということで、東雲には寄らずに出発することにしました。

有明 → 高崎スーパーチャージャー

EVならではの無音無変速走行、わりと好き

というわけで、人生初EVドライブはすぐに首都高へ。エンジンがないから当たり前と言えば当たり前ですが、とにかく静かで滑らかなことに感心。変速なしにリニアに加速していくのは本当に気持ちが良い。

私は学生時代に免許を取ってから10年はMT車を運転していましたし、今も3台のオートバイで日々クラッチとギアボックスを操ってるので、MT車の楽しさというのはよくわかってるつもりです。が、AT車に不満を覚えるのは、自分の意図しないタイミングで勝手に変速されるからであって、変速そのものが存在せず、アクセルだけで自由に車を操れるなら不満はないのだ、というe-POWERで感じていたことをModel 3で確信しました。ワンペダル無変速ドライブすげー楽しいよ!(なので、EVでMTの変速をエミュレートするトヨタの取り組みは、私にはちょっと意味がわかりません)

ミシリとも言わないとはまさにこのこと?

あと、もう一つ感心したのがボディの剛性感です。バネは固くて乗り心地が良いとは言えませんが、路面の不整で揺さぶられても、ボディがミシミシ言ったりフロアがブルブルしたりせず、ガシっとしてるのが非常に心地よい。19インチの大きくて重いタイヤがドタドタしてる感じはあるものの、考えてみれば0-100km/hが4.4秒の高性能車だからな、乗り心地が平穏じゃなくても無理はあるまい… あ、そう言えば、納車時の加速モードは「チル」になってました。せっかくだから空いた高速道路で「標準」を試してみますか。

Model 3 速いわ

えーっと、私は所謂「走り屋」とは縁遠い、ゆるふわドライバーで、Model 3の他に乗っているのはVWのトゥーラン。1.4Lで150馬力のダウンサイジングターボで車重は1600kgぐらい。ファミリーカーとしては充分ですが、速くはありません。それとの比較なので、私の感想は割り引いて読んで欲しいのですが、さて、加速モードを標準にして、周りに一切他のクルマのいない理想的な空間でアクセルを深めに踏んでみますよ?

んっほーーーー!!!
はっやーーーー!!!

あーびっくりした。そうか、速い車ってこういう感じなのか。っていうか、この体が後ろに持っていかれそうな感覚はどこかで、と思ったらこれは大型バイクの加速じゃん。200kgちょっとのバイクならわかるけど、2トン近くある重たいクルマがこんな加速するのか。誰だよEVはエコとか言ったのは、やっぱエコよりエゴだよな!笑

と、ちょっとおかしなテンションになっちゃった私は、再び加速モードを「チル」に戻して関越道をゆるふわ巡航し、高崎スーパーチャージャーへとたどり着いたのでした。
いやー、しかし、あの加速はちょっとクセになりますね。でもまぁ、速度制限はあっても加速度制限はないからね、微分すれば問題なし…(そんなことはない)

スーパーチャージャーはやはり偉大

道の駅玉村宿の駐車場へと入り、道の駅の建物とは反対側、奥へ奥へ一番奥まで進んだところに高崎スーパーチャージャーはありました。ずらっと6基並んだ充電器が壮観。そして、駐車枠の横幅がとても広い。ちゃんとテスラサイズになっててナイス。プラグを差し込むだけで充電が始まるこの簡単な仕組みは本当に良いですね。(そういえば今日、すごく残念な記事を読んじゃいました。CHAdeMOアダプター買うんじゃなかったな…)

高崎スーパーチャージャーで充電中

お昼を食べたりしていた46分間で、SOCは30%から95%に。食事の時間に充電を合わせたので「充電を待った」感ゼロで370km分の充電ができました。これでもう、明日ちょっとぐらい寄り道しても追加の充電なしに家まで帰れます。え、スーパーチャージャー神じゃん?!あと、ロングレンジにしたのも正解だったかも。

高崎スーパーチャージャーで30%→95%

オートパイロットを試しつつ軽井沢まで

実はここまで、オートパイロットを部分的にしか使わずに走ってきました。デフォルトではオートステアリングが有効になっていないことを知らず、そのまま高速道路に乗っちゃったので、トラフィックアウェア クルーズコントロール (所謂ACC) しか使えなかったんです。高崎SCで停車中にオートステアリングを有効化して、いざ上信越道で軽井沢へ。

まず、トラフィックアウェア クルーズコントロールの加減速制御はかなり自然で良いです。私は長めに車間距離をとりたい慎重ドライバーなので、できればもう少し早めに(手前から)減速を開始して欲しいなぁとか、一旦停車した後の発進が元気良すぎる、と思わなくもないのですが、現状でも充分便利です。そして、オートステアリング素晴らしい!びたーっと車線の真ん中をキープしてくれますね。車線を見失うことも少ないし、私のVWトゥーランのやつよりだいぶ良くできてます。
と、このように概ね素晴らしいオートパイロットなのですが、私がちょっと残念だなと思ったのは2点。まず、これは各車のADASに共通の課題だと思いますが、加減速をクルマにまかせている間の「右足の置き場がない」問題です。これは地味につらい。最近のVW車だと、アクセルペダルのさらに右側に右足用のフットレストがあって素晴らしく便利なんですが、残念ながらModel 3にはありません。

そして、より深刻でせっかくのオートパイロットの価値を減じていると思うのが、「ハンドルを少し回してください」という警告が出まくることです。両手をハンドルに添えている程度じゃダメで、結構ちゃんと力を入れてハンドルを回してあげないといけません。これ、もうちょっとなんとかなりませんかねぇ… こんな不自然な操作を強いられるくらいなら、オートステアリングは使わずにトラフィックアウェア クルーズコントロールだけにするのが良いかな?と何度も思いました。(が、やっぱり便利で捨てるには惜しいんですよ、オートステアリング)

ともあれ、初めてのテスラ体験を楽しみながら、無事に軽井沢へ到着できました。俺このクルマ気に入ったよ!

無事に軽井沢到着

しかしナビがポンコツであることだけは言っておきたい

なにせ事前にテスラのことをググりまくったので、どうもナビがイケてないらしいことは把握しておりました。とはいえ、「どうせみなさん、日本製ナビのきめ細やかな道案内と比較してダメだって言ってるんでしょ、多分Google Mapと似たようなレベルなんだよね?」と、思っていたのです。私、数年前に楽ナビに見切りを付けて、最近はずっとAndroid AutoでGoogle Mapを使ってるので、ちょっと細部がイケてない道案内には慣れており、テスラのナビもそういう感じだろうと、あまり心配していませんでした。
しかし、甘かったわ。

  • さっぱりしすぎて情報量の少ない地図

  • なぜそこで曲がる?と首をかしげざるを得ない不思議なルート設定

  • 交差点の名前を一切読み上げてくれない不親切な案内

  • テスラの先進的なイメージにそぐわない、たどたどしい日本語音声

一番印象に残っているのは、関越道に向かって外環を走っている最中、テスラナビが突然下の道に降りろと言ってきたので、「ああ、外環この先混んでるから回避だな」と思って言われたとおりに降りたら、次の信号ですぐにまた、外環に乗れと言ってきたことです。ウケる笑

というわけで、ナビに関してはテスラナビとスマホのGoogle Mapを同時に動かし、両者の見解が異なるときはGoogle Mapのほうを採用、という運用にしました。本当は、せっかくの大画面でAndroid Autoを使いたいんですが、それは無理そうなのでスマホを見やすい位置にマウントすべく、BOXIV The Holderを購入したところです。

さて、次はどこへ行こうかなぁ。

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