休校にまつわるエトセトラ #day64
今朝、職場に着くと、なんだかいつもと違う慌ただしい空気が漂っていました。
「テシマさんとこは、お子さん大丈夫?」
課長に声をかけられて、なんのこっちゃ?と思っていたら、小中学校の生徒たちが朝礼後に緊急下校することになったとのこと。
通勤途中に通知が配信されていて、気づきませんでした。
子どもたちは、登校後約1時間で下校。
一方、職場では「子どもに鍵を持たせていない」「低学年で留守番ができない」「学校が遠いのでお迎えに行かないといけない」「お昼ごはんがない」等の理由から、出社後30分で早退するというママさんが多数現れました。
学校に連絡したら、お昼ごろまでは預かってくれるというので、「この仕事だけして帰るわ!」なんていう人も。
わたしはたまたま家に夫がいたので、特に困ることはありませんでしたが、保護者も学校も急な対応に追われ、大変な思いをされた方がたくさんいたんだろうなぁ。
おかげで教育委員会への非難の声も多く、界隈ではめちゃくちゃ燃えてます。
「天候を予測するのはむずかしいんだから、急な下校もしかたないんじゃない?」と思われた方もいるかもしれませんが、燃えているのにはいくつかの理由があって。
九州では、28日のうちに29・30日とも休校を決めた市町村が多くあったのに、福岡市は
・29日→給食後下校
・30日→休校
という予定でした。
この予測がそもそも甘かったのでは?という指摘がめちゃくちゃ多いです。
わたしは知らなかったのですが、午前6時29分に暴風警報が発令されていたようなのです。ならば、もう少し早く休校の判断をしてほしかった。
風が強くて、子どもたちは傘もさせずに登下校したらしいからね。単に濡れに行っただけの登校になっちゃったもんね。
実際、高校生のママさんによると、登校前に休校の連絡が来たという話だったので、小中学校でもできたのではないかと思ってしまいます。
もともとは給食を食べてから下校する予定でした。
臨時休校が決まった時間からも、すでに給食を作り出している可能性が高い。仮にまだ作っていなかったとしても、材料が無駄になってしまうし、暴風雨の中を出勤してきた調理員さんのことを考えると・・・ねぇ?
まぁ、逆に考えると、給食がもったいないと思ったからこそ、休校の判断が遅くなったのかもしれないけどね。
前日から休校を決めておけば、こんなことにはならなかった!という意見も多いです。
これに関しては、かなりローカル視点です。
今日のお昼過ぎから、各公共交通機関が続々と運休になりました。
西鉄バスは、福岡でなくてはならない重要な交通インフラ。大雨・大雪でも運休せず、過去には乗降ステップから浸水しても走るという勇姿が報道されたこともあったらしい。
※ちなみに「#西鉄バス」はこの件でトレンド入りしています。
そんな西鉄バスですら、運休しようとしているのに!なぜ学校が休みにならないんだ!!という地元民の意見があるようです。
こういうご時世だから、西鉄バスも昔のように無理して走れなくなっているんだろうけど。だからこそ、学校にももっと危機意識を持ってほしい!と思う人がいるんでしょうね。
無視できないほど多くの非難の声が届いたのか、夜になって、教育委員会からお詫びのお手紙が配信されました。これを学びとして、よりよい危機対応をしてくれるとありがたいんだけどね。
今回の台風は勢力が強いと言われていて、公共交通機関の運休、店舗や施設の臨時休業が相次いでいます。明日の朝は地下鉄ですら止まるらしい。
流通の乱れでスーパーはどこへ行っても品薄、燃えるゴミの収集は中止等々多方面に影響を及ぼしているのを感じます。避難指示地域も範囲が広いし、じわりじわりと迫りくるような怖さがある。
これから台風がやってくる地域の方は準備を万端に。台風の進路から逸れていても、激しい雨風に見舞われることもあるので、他人事とは思わずに注意してください。
台風の被害が広がりませんように。
ではでは、また明日。