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36w2d プリンターは裏切らない

妊娠・出産に伴い購入してよかったアイテムは数多くあれど、意外にもプリンターはその中の上位に位置する。

もともと結婚後3〜4年の間ほど、我が家にはプリンターがなかった。
夫婦ともどもIT企業勤めということもあり、所用の多くは基本的に電子上のやり取りで完結する場面が多く、わざわざ紙に出力しての作業は滅多に必要とされない。
クラウド化の進んだ界隈で敢えてアナログな手段を用いる意味がなかった、と言い換えても良い。
たまにプリントアウトを求められることがあっても、コンビニに行ったついでに一枚10円だの20円だののお金を払って印刷すれば十分な範囲だったのだ。

しかし結婚5年目に入った頃、妊活の開始に伴いプリンターを買うことをついに決めた。
なぜなら、不妊治療の助成金申請などが全て書面での郵送を前提とされていたからである!
他県のことは調べていないが、少なくとも東京都の場合は電子上での申請方法がなかった。令和のこの時代に信じられないことではあるが…。
申請書を印刷し、手書きで記入し、クリニックで書いてもらった手書きの書面を添えて郵送、その後数ヶ月たってようやく助成金が振り込まれるというあまりにもアレなプロセスしか存在しないのだ。
こんな作業、web上でやれば一瞬だろうが…!!!

なぜ、確定申告などの〈税金を徴収する〉ための作業に関してはマイナンバーカードを用いた電子化が進んでいるというのに、〈助成金を受け取る〉という国民が助けてもらうための作業に関しては、限りなくアナログな方法しか用意されていないのだろう。矛盾しているし、一言で言うとムカつく。

しかしこちらも大人なので、ムカついたからやめよ〜となるわけでもなく…自治体の指示に従い、プリントアウトされた書面に記載し郵送での申請を行うほか与えられた手段はない。もらえる金は全部もらいたい。
というわけで、最初の不妊検査を行ったあたりで我が家はようやくプリンターを導入した。

しかしこれが思った以上に大活躍で、どちらかといえば妊活時以上に、妊娠してからの役立ち度が半端ない。
特に保活(子供を保育園に入れるためのさまざまな申請や調査)に関して、これプリンター持ってない家庭はどうすんだ?というレベルでひたすらさまざまな書面の印刷を求められる。
1枚2枚の話ではなく、36ページ綴りの入園案内やそれに伴う大量の申請書など、紙面で確認しなければ手間がかかるものを印刷せねばならない。
インクもどんどんなくなるが、それ以上に、この作業のたびに毎度コンビニに印刷に行く手間を考える方が恐ろしい。
大量に印刷している間、ひたすらコンビニ内で待機するのも嫌だ。
もしも次に待っている人がいたら気まずすぎる…。

改めて伝えたい。

妊娠・出産を考えるならプリンターを購入しましょう!と。

高機能なものでなくとも良いと思う。
個人的には最低限、
・スキャナー
・コピー機能
・白黒/カラー印刷
の3機能がそれなりに備わっていれば十分だと感じた。
型落ちでも良いだろう、とにかく〈家で好きな時に必要な書面を印刷し記入できる状態である〉ということがこれほどまでに有難いのかと、プリンターに感謝する場面が多すぎた。

我が家が購入したものも、1万円台のエプソン型落ちプリンターだったように思う。
今のところ不満や印刷に対する欠点は見当たらない。
ハイクラスの機種に比べればさまざまな部分で劣っているのであろうが、適切に用紙を選べば写真印刷もそれなりに綺麗だ。

そもそも妊娠中は体が重い。
いつ何時、予期せぬ体調不良が起こるかもわからない。
不妊治療中だって、場合によっては治療内容や薬の副作用で体が動かないこともあるだろう。
しかしそれでも、書面を通じたありとあらゆる申請は早いに越したことがない。
なぜならリターンが遅いから。
少しでも早くに申請した方が、少しでも早くに却ってくると思いたい。
そんな状況で、何度も書面印刷のためだけに服を着替えコンビニに行くのは非常にだるい。疲れる。
仕事帰りに疲れた体を引きずってコンビニで印刷を待つのもなんとなく億劫だ。
しかもそのために印刷するPDFやらを事前にスマホに入れたり、USBに入れておくのも地味にかったるい。

この人は今更何を当たり前のことを言ってるんだ…?
と思われるかもしれないが、それくらい、妊娠・出産におけるプリンターのありがたみが凄すぎたという話だ。
もう一度言うが、

妊娠・出産を考えるならプリンターを購入しましょう!

日本のありとあらゆる自治体・お役所が本当に意味のある電子化に向けて総力を挙げてくれないうちは、残念ながらきっと役に立つと思います…。

(おまけ的な要素でいうと、妊娠後にエコー写真をスキャンしたり、生まれた赤ちゃんの写真を印刷したりするのにも役立つかも…。)

なお私自身は2週間ほど前に産休に入り、先日ついに臨月を迎えた。
産休といえど出産に向けた準備やこなすべきタスクは非常に多く、またデカくなりすぎた腹の影響で体調も良いとはいえず、のんびり休んでいるという気はしない。
引き続きプリンターの活躍に感謝しつつ、残り数日の正産期(37w以降のいつ生まれても良い時期)に向けてできることを頑張りたい。

このnoteにも書きたいことがたくさんあるので、時間を見つけて記載していけたら幸い。
無事に生まれてくれ我が子〜〜〜頼むから〜〜〜〜!!

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