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25w0d つわり踏破

今日から妊娠25wに突入する。
40wぴったりで生まれると仮定しても、残りの妊婦期間は15wとなった。
これは妊娠するまで知らなかったことなのだが、流産とは22w未満の妊婦&胎児を対象に使われる言葉だそうで、それ以降は早期出産(あるいは死産)という形になり、もしも赤ちゃんが出てきてしまった場合でも、現代医療のもとにて生存・成長できる可能性が生まれていくらしい(NICUの力だ)。
流産に怯え続けた妊婦前半戦が終わり、どうにかまた一つ壁を乗り越えられたことになる。
出てきてしまったら全てが終わる、という恐ろしい状態からは脱せたということだ。

とはいえ、正産期と呼ばれる37wまでは腹の中で育てるに越したことはない。引き続き頑張っていくためにも、今日は少し最近のことを振り返りたいと思う。

前回のノートでは、安産祈願について記録したが…

その約2週間後、私のつわりはようやく終わりを迎えた。20wのことである。徐々に軽くなっていく吐き気がある日を境にふっと消滅した時、救われたという気持ちでいっぱいになったのを覚えている。

この20wの間私には、「つわりが終わったらこれをやろう」と考えていたことがたくさんあった。
そして25wの今日までにも、可能な範囲でひとつひとつそれを実行していった。
涎を垂らしながらベッドの上でひたすら時間が過ぎるのを待っていたあの苦しい期間からようやく解放され、いわゆるマタニティライフというものを楽しめる時期へとはいったのだ。妊娠発覚後半年近く経ってから。遅過ぎる。つわり許さない。
義務的なものから単なる娯楽まで内容は様々だが、〈つわりが終わり安定期のうちにやっておいた方が良いことリスト〉としても使えそうなので、後続の誰かに役に立てばと思い掲載しておく。​

〈つわりが終わった安定期のうちにやっておいた方が良いことリスト〉

・タスクリストの作成と保活

妊娠中〜出産後に至るまで、やらなければいけないこと/買わなければならないもの/それらの適切時期(週数)を全て網羅したスプレッドシートを作った(主に夫が)。

別タブに買い物リストも作成されている


私たち夫婦は産後しばらくお互いに育休取得予定だが、年度が変わり次第我が子を保育園へ入れて職場復帰することを望んでいる。
しかし出産予定日が10月ということで、認可保育園への申し込み開始時期と出産予定日が完全に重なってしまったため、特に注意して保活を進めなければならないとわかっていた。
その上3月には新居への引っ越しを控えているというややこしい状態ゆえに、都外の新居近くまでその都度赴いての保育園見学から住宅購入にあたってのさまざまな申し込みに至るまで、時期と内容をその都度確認しやすい一覧表が必要だったのである。

なお新居は妊娠予定前、もっといえば妊活や不妊治療をするかどうかも決めていない段階で契約したのだが……もしもの可能性を見越して、周囲に認可保育園の多い駅前の新築マンションを選んだ。
私の実家にも近く両親へ子を預けることも可能な上、子供部屋をきちんとあげられる部屋数の物件だ。さらには階下に入居者がいない構造のため、多少子供が騒いでもご近所への迷惑は少ない。
もしもこの辺の条件が合っていなかった場合、妊娠と同時に契約解除を検討しなければならなかったかもしれない…と思うと大変恐ろしい。

・断捨離

引っ越しを控えているというのが大きな理由だが、新生児を抱えての断捨離作業は難しそう…ということもあり、妊娠中からどんどん不必要なものを手放すようにしている。
ベビーベッドも意外に大きいので、スペース確保の意味合いもある。
私たちはこちらのものを先行して購入したのだが、

いずれはキッズベッドに変形できるサイズということもあり、なかなかかさばる。
体が比較的動く(と言われているだけで実際は重いし動きにくいが今後に比べたらマシな)安定期のうちに、部屋をスッキリさせておくに越したことはない。
ベビーベッドも子によって合う合わないがあるようで、買ったはいいものの全く使わなかった…という声もよく耳にするが…
とはいえ私自身はなるべく、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを減らすためにも、なるべくベビーベッドを…使わせ…たい……かわいいし…。

なお安全に添い寝をするためのひみつ道具、ファルスカのクーファンもすでに友人からいただいている。

こちらは様々な用途に合わせて変形させることができる優れものらしいのだが、譲渡してくれた友人曰く、〈あるとものすごく便利だけど使う時期はかなり限られている〉アイテムだそうだ。
痒い所に手が届くいただきもの、ありがたい限り!

・必要な買い物完了&入院陣痛用バッグ作成

先述したように、22w以降は出産の可能性が少しずつ高まり始める時期だ。
たとえ正産期まで辿り着く前であろうとも、いつ何が起こり破水したり入院したりすることになるかわからない。
タスクリスト作成とも共通する内容ではあるが、安定期のうちに入院準備を済ませておいた方が安心感がある、という話だ(この辺りは各々異なる認識があると思う)。
特に私の場合は妊娠後期にあたる8ヶ月目以降が真夏に入るため、炎天下にて重い体を引きずりながらベビーグッズを買い回るのがとにかく嫌だった…というのもある。
そのため、妊娠6〜7ヶ月のうちに買い周りを済ませるつもりで予定を組んだというわけだ。
まずはこの、

憧れのジェラピケマザーズバッグを購入し、こちらを陣痛バッグとして使用することにした。

・エコー写真のスキャン&アルバム作成

私が通院している総合病院では、一回の検診につき3〜4枚のエコー写真をいただける。
検診とは別の、つわりの診療であったりお腹の張りによる緊急搬送であったりしても、サービスとしてエコー写真を渡してくれることが多かった。
そのため我が家には、ありがたいことにかなりの数のエコー写真が溜まっていたのだが…このエコー写真は感熱紙を使用したものなので、経年変化によって印刷が消えてしまったり、褪せてしまったりするものだと聞いていた。
そのため多くの妊婦は、このエコー写真をスキャンしてデータ化or自宅で再度写真プリントなどをしているということも知っていた。
が、つわりで死にそうな時期にそんな余裕はない。
というわけで、つわりが終わり次第やることリストにこちらの項目を追加していたというわけだ。

幸い自宅にはスキャナー付きのプリンターが買ってあったので、ようやく最近になって、約6ヶ月分のエコー写真をまとめてデータ化した。
近いうちにアルバムを購入し、再印刷したものをまとめたいと思う。

・ディズニーランドに行く

ディズニー滞在中に緊急搬送される妊婦の数は、年間約32人と言われている。
辛辣な言い方をすると、あなた妊娠中くらい我慢しなさいよ、周りにも迷惑よ、と思われるような部類の行動である自覚は多いにある(あくまでも自負の話であり、やむを得ない事情や突然の体調不良が妊婦には大いにあり得るなかで、該当の妊婦さんを責める気持ちは一切ない)。
そこで私は考えた。
多少チケット代がもったいなかったとしても、人の少ない平日の昼間、乗り物に乗らず、長時間滞在せず、まるで上質なショッピングモールを散歩するかのような感覚でただあそこの空気を味わいに行きたい、と。
夫も賛成してくれたため、私たちは2人の思い出作りにとわずか4時間のインパを敢行した。
都内在住ということで、有楽町線を使えばディズニーランドには比較的行きやすい(新木場乗り換え)
当日はとてもいい運動になったし、楽しい思い出もたくさんできた。
ブレイブリトルテイラーで初めて買い物をしたことに感動した。
自分には縁のないものと思っていた子供服の店だ。
さらにはミッキーにお腹を触ってもらうと安産になる、という昔からの噂につられて、トゥーンタウンに少し並んだ(45分程度)。
コロナ対策で直接触れてもらうことはできなかったが、ミッキーはジェスチャーで祝福してくれた。
私が小さな子供だった頃、誕生日に連れて行ってもらったディズニーランドで、大好きなミッキーマウスに泣きながら抱っこしてもらったことを思い出した。
いつか我が子をミッキーマウスに抱いてもらえる日は来るのだろうか。

・友人と会う

出産後しばらくは育児に追われ、自分が遊ぶどころではないことは想定の範囲内だ。
かといってあまりお腹が大きくなりすぎると、遊びに行くにも不安がある上相手にも気を遣わせてしまう。
しかしお腹の小さい妊娠初期のうちはつわりでそれどころではなく、生きるだけで必死…となれば、友人に会える時間は安定期の今しかない!
会いたい人全員に会えるほどの体力や時間はないが、気心の知れた友人との時間を少しでも確保できると、その日一日が楽しかったという記憶で満たされる。
これはつわりでメンタルをやられた人間にとって大変な救いでありストレス発散にもなった。本当にありがとう。

ひとまず以上となるが、他にもあれば追記していく。
安定期も残り一ヶ月を切ってしまった。

とにかく健康な子供が生まれることを引き続き願い続けたい。

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