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インタビュー~高野校長編~
こんにちは。てしかが・スタイル6期生の山下です。今回は、インタビューの第二弾として弟子屈高校の高野校長にご登場いただきます。高野校長は、6月の研修旅行でも大変お世話になったフットワークの軽い大変気さくな方です。そして、我々てしかが・スタイルの加藤代表の飲み友達です。
そんな高野校長に弟子屈に赴任されて丸一年経とうとする今、弟子屈について思う事や今後弟子屈で実現されたいことをお伺いしました。
山下 弟子屈に来られて1年が経とうとされておられますが、弟子屈の
ことを率直にどう思われていますか。
高野校長 小規模高校の赴任は、弟子屈高校で3校目なのですが、弟子屈の
方が一番地域を盛り上げようとがんばっておられると思います
ね。熱心に地域を盛り上げようする方が、他の地域の倍くらいお
られる印象ですね。弟子屈高校と同様にふるさと納税で潤ってい
る地域にある高校もあったのですが、日常生活に特に大きな不満
がないからか、地域を盛り上げようという熱量があまりなかった
ように思いますね。弟子屈の方は、本当に熱心です。
山下 そうですか。地域によってそんな違いがあるんですね。具体的に
住民の方々と弟子屈を盛り上げるために動いておられることはあ
りますか。
高野校長 高校の探究の授業で住民の方と力を併せて弟子屈の課題を解決す
る課題解決型のプログラムを来年度からさらに充実させていきた
いと考えております。1年生の時に、町内外の方々30人くらいを
高校にお呼びして、それぞれの仕事のやりがい・弟子屈の魅力な
どを語っていただきたいと考えています。正直弟子屈町は、人口
もあまり多いとは言えないので、職種や産業の種類が豊富とは言
えないですが、少しでも多くの職業や大人に高校生1年生で触れ
て欲しいと思います。2年生では、自分で弟子屈町の課題を設定
して、その課題に知見のある町民と協力しながら課題を解決して
いってもらいます。そして、3年生では、2年生からの取組につい
て夏ごろに発表してもらいます。その取り組みに町の助成金をつ
けてもらって、さらに大きな活動につなげていければ最高だと
思っています。
山下 素晴らしいプログラムですね。何かとコンプライアンスなど規
制が細かく厳しくなってきている現代では、こういったプログラ
ムを実行していくのは難しいところもあるかと思うのですが、い
かがでしょうか。
高野校長 高校生には、正直失敗してもらってもいいと思っています。大人
があれこれ口を出すのではなく、思い切って学生がプログラムに
取り組めるように見守っていってもらいたいです。
山下 そうですね。高野校長みたいな方がたくさんおられると学生さん
達もノビノビとプログラムに取り組めると思いますね。是非高野
校長のような先生が増えて欲しいです。高野校長は、任期が1年
と以前お伺いしましたが、来年度以降もこのプログラムに関わら
れるのでしょうか。
高野校長 そうですね。プログラムの件もあるし、弟子屈が本当に好きなの
で、何か弟子屈で仕事を見つけて、副業で英語のガイドの仕事な
どもしたいと考えてますよ。高校の課題解決プログラムには、弟
子屈町議員の川上さんもコーディネーターとして入っていただい
ておりますし、川上さんと連携しながら、自分自身も今後は、地
域住民の一人としてプログラムに関っていきたいですね。
山下 それは、素晴らしいですね。我々てしかが・スタイルのオブザー
バーも引き続きよろしくお願いいたします。
高野校長 加藤代表やてしかが・スタイルの他のメンバーと一緒に仲良く頑
張ります。
今回のインタビューを通して、高野校長は忍耐強く大らかな方だと感じました。高野校長のような方がいれば、学生さんもノビノビと高校生活を楽しめるだろうし、元気に日々を過ごせるだろうなとも感じました。
yamashita てしかが・スタイル6期生 京都出身。現在も京都在住で、雑貨品の卸売を中心とした会社を立ち上げて7年目。てしかがスタイル6期生としても活動中。