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10/12 せりふの観察|ゲスト:中本憲利/せりふ:岸田國士『温室の前』

手探りの準備メンバーの浜田誠太郎です。こんにちは。

どらま館の劇場企画『手探りの準備』の中で、「せりふの観察」というリサーチ企画を実施しています。集まった人でせりふを声に出して読み、そのあと感想などを話しながら観察をする集まりです。いわゆる、読み合わせ会みたいなものです。月に1、2回くらいのペースで実施していきます。

10/12(土)はゲストに中本憲利さんをお招きし、岸田國士『温室の前』を読みます。ご関心ある方はぜひお越しください。


企画概要

集まった人でせりふを声に出して読み、そのあと感想などを話しながら観察をする会です。毎回ゲストをお招きし、ゲストの気になるせりふを取り上げます。全体の概要は以下のどらま館HPをご確認ください。

今回はゲストの中本憲利さんと、戯曲賞の名前にもなっている言わずと知れた岸田國士のせりふを読みます。「岸田國士ってどういう人なの?」とか「当時の日本の状況はどんな感じだったの?」みたいな周辺情報が知りたくなったり、それが分からないと何も語れない気がしてしまったりするわけですが、今回そういった情報をきちんとレクチャーすることはありません、というか、できません(参考書はたくさんあると思いますので、気になる方はそちらでぜひ)。

私たちにはせりふが手元にあるし、幸いにも日本語で書いてあるので、毎度のごとくとりあえず読んでみることから始めたいと思います。そして、誰だってわかってしまうところから観察を始め、それがどんな形をしているのかおしゃべりできるといいなと思っています。

この企画は、演劇の知識や今回取り扱う作品について知っていないと参加できないものではまったくありません(なんなら今回のせりふに関心が無くても観察はできます)ので、お気軽にご参加ください。

日時

2024年10月12日(土)
16:30~18:00頃 せりふの読み合わせ
18:00頃~20:00 観察会

※読み合わせと観察会は個別でも参加可能です(予約フォームにてご回答ください)。ただし、読み合わせの終了時間、観察会の開始時間は前後する可能性がございます。
※せりふの読み合わせの開始時間が、16:30開始になりました。他の時間の変更などはございません(2024/09/28変更)

ゲスト

中本憲利(なかもと けんと)
インディペンデント・キュレーター。企画、批評ほか。今回の機会では、集まりによってのみ可能となる観かた/読みかたがありうること(の当たり前でなさ)について、「観察」という態度をつうじて考えたいと思います。

せりふ

岸田國士(1927)『温室の前』

「温室の前」は『中央公論』の一九二七年一月号に発表。身よりのない兄妹が、温室の前で肩を寄せあうようにしてひっそり暮している。世間から離れてたった二人きりで送ってきた暗い生活に、思いがけなく明るい光が射し、和やかな空気がただよい始める──。

岸田國士(2011)『岸田國士Ⅰ:紙風船/驟雨/屋上庭園 ほか』, 早川書房, 438.
Amazon より

※こちらのせりふは青空文庫にて全文読むことができます。当日読む時間を取りますので事前に読んでおく必要はありませんが、ご参考までに。

会場

早稲田大学学生会館E329(どらま館部室)

参加費

なし

定員

最大6名ほど

予約

予約は以下のGoogleフォームよりご回答ください。


お問い合わせ

タイトルを「せりふの観察2024/10/12」として、以下のアドレスにご連絡ください。
tesaguri.trialsanderrors@gmail.com(担当:浜田誠太郎)

担当

浜田誠太郎(はまだ せいたろう)
1996年生。俳優、演劇研究。休み代表。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース博士後期課程。研究の関心は20世紀ロシアの演劇実践とその思想史的背景。どらま館制作部にて読書会やワークショップなどを企画・運営。基本的に都内をボロボロの自転車で移動している。

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