11/02 せりふの観察|ゲスト:平野光代/せりふ:永井愛『パートタイマー・秋子』
手探りの準備メンバーの浜田誠太郎です。こんにちは。
どらま館の劇場企画『手探りの準備』の中で、「せりふの観察」というリサーチ企画を実施しています。集まった人でせりふを声に出して読み、そのあと感想などを話しながら観察をする集まりです。いわゆる、読み合わせ会みたいなものです。月に1、2回くらいのペースで実施していきます。
11/02(土)はゲストに平野光代さんをお招きし、永井愛『パートタイマー・秋子』を読みます。ご関心ある方はぜひお越しください。
企画概要
集まった人でせりふを声に出して読み、そのあと感想などを話しながら観察をする会です。毎回ゲストをお招きし、ゲストの気になるせりふを取り上げます。全体の概要は以下のどらま館HPをご確認ください。
今回はゲストの平野光代さんと、劇作家・演出家の永井愛が2003年に劇団青年座に書きおろし、繰り返し再演された人気のせりふを観察します。今年2024年1月に二兎社の公演で永井本人が演出を担当し、話題となりました(今回のせりふはその際に出版されたものを参照する予定です)。
日常的なシーンを通じて、現代の社会や政治の問題に触れるような作品についておしゃべりするとき、ともすると「物語」やその先の「社会問題」談義で盛り上がりがちです。
それはそれですごく楽しいのですが、せりふの観察ではその手前に留まって、「そのせりふはどういう形か」とか「どういう順番で並んでいるか」みたいなことを観察したいと思っています。どんなせりふが、どういう風に並んでいると、僕らは「物語」や「社会問題」をそこに感じたり、考え始めてしまったりするのでしょうか。
なので、現代社会や演劇について巧みに語れる必要はなく、ただそこに見えているものから話を始めましょう。ちまちましているようでもあるんですが、あまり頑張らなくても参加できます。ご関心あればぜひ。
日時
2024年11月02日(土)
16:00~18:00頃 せりふの読み合わせ
18:00頃~20:00 観察会
※読み合わせと観察会は個別でも参加可能です(予約フォームにてご回答ください)。ただし、読み合わせの終了時間、観察会の開始時間は前後する可能性がございます。
ゲスト
平野光代(ひらの みつよ)
1999年生まれ。早稲田大学演劇倶楽部、新国立劇場演劇研修所を経てフリーで活動する俳優。稽古場をより良くするための練習会主宰。公演を企画することもある。父島が好き。
せりふ
永井愛(2024)『パートタイマー・秋子』
会場
早稲田大学学生会館E329(どらま館部室)
参加費
なし
定員
最大6名ほど
予約
予約は以下のGoogleフォームよりご回答ください。
お問い合わせ
タイトルを「せりふの観察2024/11/02」として、以下のアドレスにご連絡ください。
tesaguri.trialsanderrors@gmail.com(担当:浜田誠太郎)
担当
浜田誠太郎(はまだ せいたろう)
1996年生。俳優、演劇研究。休み代表。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース博士後期課程。研究の関心は20世紀ロシアの演劇実践とその思想史的背景。どらま館制作部にて読書会やワークショップなどを企画・運営。基本的に都内をボロボロの自転車で移動している。