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クリスマス音楽会 やりきったよ! 〜わたしのガーデン♪ 果てるまで〜


『いのちのお祝い会 クリスマス音楽会 ~アイガミチルヨ~』

12月14日(木)に、カフェスタジオ「言の波」にて、無事に開催することができました。
 
当日はあいにくの雨、交通渋滞もある中、12月の最も忙しい平日に街外れのカフェスタジオに駆けつけて下さった皆さま、本当に感謝の思いでいっぱいです。
 
富士山の「いのちのお祝い会」が終わった7月、ゆみんここと、手島由美子さんから、私もPePe伊藤さんのギターで歌いたい!という思いを告白されて、博多にあるLiveハウスを探し回ったのは、8月のこと。
 
よし、今回は、僕も新しい曲を歌おう!
予定は早まったけど、念願のあの曲に挑戦する時がきた!
5ヶ月もあれば十分に練習できる!

そうだ、今回は、クリスマス音楽会にして、楽しい演出も考えたい。

友人達から、いつもテルさんの企画はてんこ盛りだから・・と戒められていたのに、頭の中には、あれもこれもの妄想が膨らんでいた。
 
しかし、季節は流れていく、夏が終わり、秋を抜けて、あっという間に時間だけが過ぎて、12月になってしまった。

7月から、ずっと練習していたけど、11月に入ってもサビの高音が出る気がしない。

『ガーデン』を歌うために、ここまでやってきたのに・・

すぐに歌えるようになるという自分の楽天さ、見込み違いに焦っていたとき、pepeさんのご縁で本田しのぶさんというシンガーに出逢った。

彼女から、keyチェンジを勧められて、そこから新しいkeyで一から歌い直す日々が始まった。

本番まで20日あまり、今から歌をやり直すのか、そんな思いがあったが、夢を叶えるためにやるしかなかった。
 
一方で、音楽会の演出も準備しなければならない。

クリスマス音楽会には、『アイガミチルヨ』とういうテーマを設定した。

僕がイベントでテーマを設定するのは、参加する人それぞれが、一つのビジョンに向かって、その人なりの表現をして 欲しいからだ。
本番で、それが混ざり合って一つのシンフォニーとなってくれるとき、どれだけの感動があるか。

 僕は、このテーマと『ガーデン♪』の曲から、お花とキャンドルで、会場全体を飾りたいと思った。

これを担当してくれるのは、糸島のお花畑で撮影してくれた『日々と花』のチームしかなかった。
 
当日は、音楽会の3時間前に入ってくれ、セッティングをしてくれた。
冬に咲く色鮮やかな小さな花に蜜蝋のキャンドルを添えて、会場が光のガーデンになるのを待っていた。


 

いよいよ19時の開演の時。



でも、予定の10名ほどがまだバスの渋滞で到着出来ていない。

他のお客さまを待たせることになるが、せっかくこの音楽会のために来てくれるのだから・・・ギリギリまでタイミングを見計らった。

てんこ盛りのプログラムを、あまり遅くするわけにもいかない。
 
15分遅れで、開演を決め、会場のライトを落とした。
 
オープニングアクトは、麻美さんの三線と祝い唄。
糸島の『いのちのお祝い会』の直前に知り合い、今回も何かの力が働いて出演して下さることに。麻美さんは、ニライカナイからお祝いを届けるための使者に違いない。
三線で会を始めるのは、糸島の時からのパターンになったかも。
 
その後、緊張の中、僕がステージに立った。

スポットライトの中で、音楽会に込めた思いを語った後、ついにクリスマス音楽会が始まった。

トップバッターは僕です。

歌の先生、中田まどかさんが大切にしている、2曲を披露した。

ボサノバの『cansei de esperar voce』
あなたを待つのを止めたとき・・ という題名の曲です。
ずっと大切だと思っていたもを、あきらめたとき、自分自身が返ってきた。目の前に喜びが溢れてきた。そんな歓喜を歌った曲です。
50歳の男がbossa novaを歌う。なかなかの挑戦でした。

つづいて、『虹』
実は、嵐の二宮くんの名曲で、大切は人を見守っている優しい風景をうたっている曲です。
歌の先生からは、僕には、一番この曲があっていて、歌の完成度としては、出来がいいと。 ←  あの曲ではない、苦笑

この2曲も、歌えばうたうほど、その難しさが分かって本当に苦戦したけど、Liveでは、今の時点で歌える精一杯の表現をすることが出来たと思っている。

 
2番手は、この音楽会の主役、ゆみんこ。
会場には、彼女の友人たちが大勢来て下さった。

会社員時代の同僚がメイクを担当してくれたり、受付けをしてくれたり、本当に彼女が歌うことをサポートしてくれた。

ゆみんこが歌ったのは、中島みゆきの『糸』


久留米絣の職人であるお母さまに向けて、ゆみんこが感極まって歌う姿に、会場中が感動した。

念願のPePe伊藤さんとデュエットした『満月の夕べ』は、情感たっぷりで、力強くて、皆んなの心を震わせて、「しっかり生きていこう」そんな勇気を与えてくれた。
 

3番手は、まどか&PePe伊藤 bossa nova


僕の心を奪って、新しい世界の扉(歌の世界)を開いたのは、この二人だと、冒頭の挨拶で紹介したけど、初めて二人の音楽を聴く人にとっても、最高の感動を与えてくれた。まどかさんの凛として美しい歌声は、唯一無二。
一音一音が宇宙に放たれるようなPePeさんの音色と合さって、ウイスキーのようにまろやかで味わいの深い極上の音楽が会場を包んでくれた。
 

4番手は、シンガーソングライターの春夏さん


今回の秘密兵器だ。彼女には場を変えるために、ミュージカルのような世界の歌をお願いしたら、そのまんま、ディズニー映画『リトルマーメイド』の曲を歌ってくれた。キャンドル点灯の中で、春夏さんの歌声の間、僕たちは、夢の舞台に一緒にいたようだ。この殆どが語りの曲に、PePeさんが当日のリハでギターを合わせてくれたのは、アメージング!!!

 
5番手は、僕とゆみんこ、春夏さんのアカペラによる『久しくまちにし』
この世界の救い主は、自分の中にある光だ!という願いを込めて、静まった会場に、ただ祈りの声だけを響かせたかった。
 
6番手は、会場の皆んな全員
誰でも歌えるXmasの讃美歌『荒野の果てに』をピアノで合唱。いのちのお祝い会は、みんなが「いのちの主人公」
 

7番手は、ついに来た夢の舞台 『ガーデン♪』


この曲を本番で披露できるように、5ヶ月間準備をしてきた。

場は十分に温まっている。
緊張感はあるけど、リラックスしている。

最初に、『ガーデン』への思いを伝えて、サビの歌詞を紹介しようとしたが、何故か歌詞が正確に出てこない。
 
「花は咲いては枯れ・???・・」

「花は咲いては枯れ・??? 守り続けたくて・・」

あれっ? 

何度言おうとしても、???の言葉が出てこない。
 
何てことだと、『ガーデン』を歌うために、ここまでやってきたのに・・・

少しの焦りがある中、歌ったら出てくるよー!という会場からの温かい声をもらって歌うことにした。

歌詞の中にもあるセリフ、なるようになるだけ・・
 
ゆっくりとPePeさんの前奏に合わせて、ハミングを始めた。
「フゥーンーンー♪ フゥーンーンー♪」
 
ここからは、全てを委ねてpepeさんのギターを感じて歌うんだ。
 
歌っている自分の声を俯瞰的に聴きながら、いい感じに歌えていた。
 
難所の転調のところも、音程ではなく、思いを声に乗せてクリアーした。
 
さあ、転調して大サビだ。
 
「花は咲いては枯れ・・・ あなたに心奪われ・・・」
 
ギターの音が小さくなり、僕の声が際立ってきた、気持ちが高ぶり早くなるリズムの中で、声に力が入ってきた。
 
「人は出会い別れ・・・ 失くしてはまた手に入れ・・・」
 
「それでも守り続けたくて・・・」
 
「わたしのガーデン・・・果てるまで・・・」今の自分の全てを捧げる思いで振り絞った。
 
大サビを歌い終わって、僕のマイクの声だけが会場に響いた。

エンディングのギターは鳴らなかった。

ここで何が起こったのかを、やっと気づいた。
 
PePeさんが機材を触る姿を見ながら、

「僕がコード踏んで、アンプが抜けちゃったのかな?」

「まあー こんなガーデン♪ もいいかな。」
 
僕がそういうと、リアクションに困っていた、会場から笑いが起こった。
  
皆さんに、お礼を言って、ステージを去ろうとしたとき、
 
PePeさんが、これで終わっちゃう? と言ってくれた。
 
「では、最後までコンプリートしていいですか?」
 
拍手を受けて、PePeさんと呼吸を合わせた。
サビの前から、ゆっくりと歌い始めた。
 
「ガーデン♪を2回歌えるって、なんて幸せなんだ。」そんな言葉をこの時言っていた。

大サビを思い残すことなく、熱唱したあと、 

最後の「フゥーンーンー♪ フゥーンーンー♪」は、皆んなにこの喜びを振りまくように歌って、心地よかった。
 
クリスマス音楽会も最後となった。


PePeさんが「生音宅配便ミニ」に込めた思いを語ってくれた
そして、名曲「ビリンバウ」を披露してくれた。
なんと、この時も、またアンプが飛んでしまった。
ぺぺさんはギターを持つ手を放し、手拍子で歌い続けた。
「ビリンバウ」の熱い言霊だけが、会場中に響き亘り、僕たちは完全にこのエナジーの中にいた。凄い奇跡のような歌になった。
 
最後の最後、『estoria de cantador』
PePeさんが、歌うこの名曲を、僕、ゆみんこ、春夏さんと一緒に歌った。
この美しく優しい曲が、世界の隅々まで届いて欲しい。それが僕の野望だ。

 
アンコールは、KANの『愛は勝つ』

会場の全員と一緒に歌った。 
「どんなに困難でくじけそうでも・・・」
「信じることを決してやめないで・・・」
 
この曲の全てに、大切なメッセージが込められていることを感じた。
ここに集まった全員で熱唱して、感無量だった。
 
 
こうして、クリスマス音楽会『アイガミチルヨ』が終演した。
実に、2時間30分の熱いステージだった。
 
テーブルに残った、お花とキャンドルも嬉しそうな顔をしていた。
 
カフェの玄関で、一人ひとりを送りだす時、皆さんの顔が本当にキラキラしていて、嬉しかった。
 
温かい時間だったよー と何度も声をかけてもらった。
 
集まってくれた、皆さんと一緒に、本当に素敵なクリスマス音楽会の時間を作ることができました。
 

何よりも、出演者の皆さんには、心からお礼申し上げます。


 
麻美さん
糸島から続くご縁、亜門君との親子出演がほのぼのしていて、最高でした。
 
ゆみんこ
ゆみんこが、歌いたいと言わなかったら、この企画は出来なかった。そして、君の歌は、最高に思いが籠っていて、悔しいほど上手かったよ!沢山のゆみんこファン、何よりもお母さまに、今の思いが届いてよかったね。
 
春夏さん
『リトルマーメイド』がクリスマス音楽会を、それらしくしてくれて、大成功だった。本当に素敵なミュージカルでした。

まどかさん
僕の歌をレッスンしながらずっと見守ってくれました。
『ガーデン』をまどかさんのピアノで歌う野望は叶わなかったけど、本当に歌うことで大切なことを沢山教わりました。
 
PePeさん
ご自身のLiveで超忙しい中、リハサール、全員が歌う曲の演奏を担ってくれたことが、どれだけ有難く、凄いことか。涙当日のステージ上では、一人ひとりが安心して歌えるように、ずっと優しくホールドしてくれました。PePeさんのスーパースペシャルなサポートが無ければ、この音楽会は、成功していません。 本当に言葉にならないほどの愛をありがとう。
 
『日々と花』チーム(智美さん、研二さん、直子さん)
お花とキャンドルも、音楽会への思いだけを伝えて、それを、カフェの中でできる最高の形を演出してくれました。期待を超えるプロの仕事に感謝!

『言の波』のヒサトモさんこのカフェの店主。
僕の提案を全て二つ返事で快く受けれてくれました。会場あっての音楽会、こんな素敵な場所との出逢いが嬉しくてしかたない。
会場あっての音楽会、こんな素敵な場所との出逢いが嬉しくてしかたない。
 
その他、参加できない、僕の友人たちからも沢山の声援をいただきました。
 
その一人である、世界ツアーもしたようなシンガーの本田しのぶさんは、最後まで『ガーデン』が歌えるように寄り添ってくれ、
直前でもわざわざLINEで兎の恰好をして、僕がリラックスできるように励ましてくれました。
しのぶさんとの奇跡の出逢いがなければ、ガーデン♪は歌えなかった。
本当にありがとうございました!!!
 
クリスマス音楽会をみんなとやりたい!
『ガーデン』を歌いたい!

ただその思いが天に届いて、奇跡のような出逢いと支援をいただけたことを、心から感謝します。
 
クリスマス音楽会やりきったぞ!!!

みんな心からありがとう!!!!!!!

みんなのいのちに、アイガミチルことを祈ります。

プログラム

🔳 オープニングアクト
  祝い唄:さつたがわ オリオンビールの唄(亜麻麻美 三味線)

<主催者挨拶> てる

🔳 1部(起)
1.cansei de esperar voce  (てる)  guitar:PePe伊藤
2.虹                                      (てる)      guitar:PePe伊藤

3.糸(ゆみこ)            guitar:PePe伊藤
4.満月の夕べ(ゆみこ)        guitar:PePe伊藤
5.童神(ゆみこ)           guitar:PePe伊藤

🔳2部(承)
<madoka PePe伊藤 ボサノバLive>
6.A Felicidade          
7.星くず       
8.ゆりの花      

🔳 3部(転)
<キャンドル点灯> 糸島 日々と花チーム

9.パート・オブ・ユア・ワールド(春夏) guitar:PePe伊藤
10.久しくまちにし(てる、ゆみこ、春夏) guitar:PePe伊藤
11. 荒野の果てに (参加者と一緒に)  piano:madoka
  

🔳4部(結)
12.ガーデン (てる)                                          guitar:PePe伊藤

<生音宅配便への思い> PePe伊藤
 13.ビリバウ (PePe伊藤)
 14.estoria de cantador (てる、ゆみこ、春夏) guitar:PePe伊藤

15.アンコール(愛は勝つ) 出演者全員

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