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押し花の下ごしらえ

5月の終わり。 春に咲いたパンジーなどの一年草がそろそろ終わるので、全部抜いてしまい夏に咲くマリーゴールドなどの一年草に植え替える季節。  ボランティアをしている施設の花壇のパンジーも徒長してヒョロヒョロ、栄養不足か花も小さくて、押し花として使いやすいサイズ。
抜いて捨ててしまうのは勿体なさすぎです。

その場でゆっくり時間をとって丁寧に摘んで、そのままの流れで紙に挟みその後に苗を処分出来れば良いけど、そんな時間なんてどこにも無い。 
考えた末、隙を見て持参の紙に挟めるだけ挟んで、沢山花が残っているものを選んで土付きのまま水を切らさないように置いておき、電車で持ち帰る事にしました。 
 
花の状態を保ったまま持ち帰り作戦は大成功だったけど、さすがに土付きは重かった、、 骨密度アヤシイのにね。欲にかられて無理してはいけないけど、そうやってやや興奮して動いてる時って
楽しい。 


自宅でゆっくり花や葉を挟んだ後
ほぼ茎だけになった泥つきの株も捨てないで、土のリサイクル。我が家の堆肥袋に入れていつか再利用。  振り返ると、押し花の材料を揃えるまでも一つ一つ苦労や楽しさがあるものですね。
下ごしらえで2倍楽しめているんですね。

施設の方々が、作った壁掛けがこちら

こんな感じになりました。

高齢の方に、私の押し葉婆的な地味なものはやめてね、と、企画段階でボランティア仲間さんに釘を刺されてます。 別に私個人の趣味を押し付けるつまりはないけど試作が地味だったらしい。
はっきりした色でなければキレイとは言えない。地味で何が面白い?とか、容赦なく言われるけど
その人だって自分を押し付けているわけじゃなく施設の方のお好みを考えての事。

負担なく楽しく作れる方が良いだろうと、花にボンドをつけずに紙の上に落として指で動かしデザインを楽しめるように、高齢で認知症や指や手の動きが少し不自由な方も楽しめるように工夫してみました。 あとはパウチするだけ。 
おかげさまで皆様出来上がりに満面の笑顔でした。

喜ばれると嬉しいね。
誰かに喜んでいただけるのは幸せなこと。
だからといって葉っぱだけ押し葉るのはやめないぞー 

私は私を喜ばせるんだ


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