♯7土地エリア相場の出し方
こんちには。
普段はFP×不動産で新築計画のご相談から土地購入の仲介業をしております。誠実にお客様のライフスタイルを豊かにするをモットーに行ってます。
この記事はこれから土地から住宅購入を検討されてる方向けになります。
土地の相場の見方パターン
土地から検討される方は2パターンに分かれる事が多いです。
①総予算から建物2000-3000万円を確保して残った金額で土地を探す
メリット:建築資金が確保されているので建築メーカーの選択肢は広がる
デメリット:土地候補エリアが広範囲になる、駅から離れる可能性が高い
②総予算から検討エリアの相場土地金額を確保して残った金額で建物を探す
メリット:住環境は整ってる場合が多い
デメリット:最終的に場所が絞られて建売になるケースもある
どいらが良い悪いではなく、予算やエリア、お子様の学校など、検討されてる家庭で状況は異なります。
不動産情報サイト
初回のご相談でよくSU○MOなど不動産情報サイトで物件を確認して、このエリアはこのくらいの価格なんだろうと思われる方が多いです。
しかし不動産情報サイトは最新の情報だけではなく、おとり広告もまだまだなくなってはいません。
例えば坪単価80万が相場のエリアで30坪であれば2400万円位が妥当の所
2000万円以下(坪単価66万)の物件情報を見ることがありますが、相場よりも10-20万円も坪単価が低い物件は建築に影響が出る可能性が高いです。
具体的には
・2m以上の擁壁があり、法律の基準に適応しない場合は数百万~数千万で新しく作り直さなければいけないケース
・敷地高低差がある。土地の一部が傾斜している。この場合造成費用で数十万~数百万かかることもあります。
・接道していなく再建築不可。意外と多いです。要注意。
賃貸の様に実際に取引を終了しているのに、掲載し続けるケースは多くないと思いますが、情報源が不明の物件で所有者とは繋がっておらず掲載しているケースもあります。
不動産会社が一般的に情報を検索するレインズ(不動産流通標準情報システム)に掲載していない物件は不動産会社でもわからないことが多いです。
土地の相場の見方としてオススメするのは【地下公示価格】です。
地下公示価格 国土交通省(https://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=0&TYP=0)
全国地下マップ ※住所で詳細検索できるので便利です。
(https://www.chikamap.jp/chikamap/PrefecturesSelect?mid=119)
これは国土交通省が1月1日時点での全国2万3000カ所の標準値を2人以上の不動産鑑定士が別々に鑑定し、最終的に国土交通省の土地鑑定委員会が3月中旬目安に価格を算出します。
あくまでも土地の相場なので実際の土地の大きさや形、道路の向きによっても異なりますので目安として参考までにお考え下さい。
注意ポイントとしては用途地域です。
用途地域は住居系、工業系、商業系に分かれておりますが、商業系の場合オフィスビルや高層マンションが建築できるので土地の価値が高くなります。
工場専用地域以外は居住用の建築は出来ますが、治安の面や日当たりの面で注意が必要です。
読んで頂いた方のヒントになると幸いです。