企画プランと準備、運営協力者を集める
◆ 1年目の失敗というトラウマを乗り越えて
サードプレイス・ラボをスタートさせた、2017年の年末、関わってくれた方々と忘年会を開きたいと考えて、うちうちに声をかけて考えていました。
店の確保をしてくれる方を指名して、私は、当日の忘年会の中身を考えていたものの、普通の飲食店でやろうと思うと限界がありました。
10名を集めたいという私の願望に対して、結局、集まったのは片手と少しの人だけでした。
告知力の足らなさ、サードプレイス・ラボに関わる人の少なさ、色々な至らなさに絶望感しかありませんでした。
なぜなら、当時、リアル開催後の懇親会と何ら変わらないものしかできなかったことへの挫折感でした。
準備も仕掛けも足りなすぎた。このままでは、これからもうまくいかない。
◆ 巻き込み力が足りなかったと反省して、サードプレイス・ナイトへ
うまくいかなかった原因は、私自身のネットワーク力、色々な意味での人脈が不足しているという反省に至ります。
最大の要因は、ほぼ一人でやり切ろうとしたことの限界であり、巻き込み力不足でした。
そこで、サードプレイス・ナイトではコーナーを作り、このメルマガのリレーコラム担当の渕脇さんなどにも協力をいただき、とにかく盛り上げる内容を盛り込みました。
▼【サードプレイス・ナイト】で最高な時間を過ごせた!(サードプレイス ・ラボ 第24回)
本屋さん(ブックハウスカフェ)を借りて、どこまで何ができるのか。
ケータリングのデリバリーを個別にお願いして、絶品のラムチョップを時間差で提供するアイデアを盛り込み、タイムテーブルを決めながら、色々なことをやり抜きました。
そして、集客に向けて、コツコツとメッセンジャーで声をかけ続けて、SNSで準備段階から発信することに無我夢中になりました。
この時の成功体験を踏まえて、サードプレイス・ナイト2で更なる進化を見せることができました。
◆ 巻き込みの経験値×コロナ禍でのオンライン化で次なるスタイルへ
このパーティのような楽しむイベントの未来は、スケールアップだと捉えていたのですが、コロナウィルスの影響でリアル開催を早々に断念したのが2020年。
▼【サードプレイス・フェス2020主催】30オンラインイベントのブログ記事まとめ
7日間で30のオンラインイベントを、企画して、運営を展開するという息の抜けない展開にチャレンジしました。
今まで、物理的な距離、リアル開催のオンタイムでなければ参加できないという問題を乗り越えて、多くの方に参加・協力してもらうことができました。
一方で、自分でやり切る、全責任を取りながらプロデュースとディレクターの役目を兼ねることの限界は明らかでした。
翌年以降、サードプレイス・ブリッジなど共催的なスタイルに変更した理由は、そこにありますが、やはり、このやり方も限界が見えてきました。
主催者である自分が薄まると、どうして共催しているのか、ただの集客支援に過ぎないのではないか、組み合わせがはまらないケースも多いと反省も出たのです。
同時に長期間、仕事や日常生活を送りながら、オンラインイベントに関わることも厳しいと感じるようになったのは事実です。
◆ 2023年にリアル(オフライン)イベントに戻した
昨年、もう一度、リアル(オフライン)開催の1dayイベントに戻そうと決意しました。
12/3をサードプレイスの日と勝手に決めた私が、この日をおざなりにしているのではないかという疑問が湧いたからです。
▼12月3日は「サードプレイスの日」として、毎年イベントをやると決めた
記念日協会からのお墨付きはないものの、自称の「サードプレイスの日」を大切にしなければならない、と心に誓った私は、門仲ennの北原さんに協力をお願いして、日曜日の日中という難しい時間帯で開催してみました。
▼【主催者レポート】The future of third place 〜サードプレイスの未来〜
改めて、リアル開催で、飲食を絡めた懇親会企画の難しさ、コストコントロールの大変さを思い知りました。
一方で、オンラインでしか接点がなかった方が、リアルに顔をあわせる機会を作れたことを心から喜んでくれている姿を見て、本来のサードプレイスのあり方、未来を考えるきっかけになりました。
◆ プランと準備にエネルギーをどこまで割けるのか
ここで大事なことは、大規模に派手にやろうと考えると、参加する人たちが楽しめるようなプラン(コンセプトと言ってしまうと、大袈裟かもしれない)を立てて、色々な準備を進めることが必要になります。
12月3日が終わったら、当然ながら、時間も労力も使い、エネルギーを消耗してしまいます。
大きな柱を決めた後、開催に向けて逆算していくには、とても一人の力ではカバーしきれません。
サードプレイス・ラボのサイトを構築してくれた関美奈子さんがいてくれて、運営をサポートしてくれる方が増えてきて、ヒントやアイデアをもらえる場を作ろう!
そう思ってから、準備段階に仲間となる人をどこまで巻き込めるのか、という点に注力しました。
「手伝ってもらえますか?」
この言葉って、簡単に聞こえるかもしれませんが、ほぼ無償に近いのでボランティアとして相手を拘束してしまうのは心苦しいのです。
仕事も、プライベート、特に家族も円満で、イキイキと語れる人って、実はそんなに多くないのだと思うのですが、いかがなものでしょうか?
相手にとって無理のない範囲で、どんな協力を得られるのか、どこまではヘルプしてもらえるのか、何が得意なのか。
プロジェクト的なスタイルで、メンバーを集めて一緒に走ることに喜びを感じて、この数年は続けています。
◆ 運営協力者に何をギフトしてあげられるのか?
だからこそ、私は、12月3日の大型イベントに運営協力をしていただける方々に何をギフトしてあげられるのかを、常に頭の中にキープしています。
相手のイベントや相談、協力依頼があれば、真っ先に手伝うことを大切にしています。
まだまだ、私自身のギフトが足りないのはわかっているので、この先は、もっと工夫をしていかなければならないと考えています。
▼2024.12.3開催 Third place day 〜ワクワクする人生を歩むために〜
詳細とお申し込みはこちらから↓
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