アシスタントを病院送りにした事件
今まで、お話しする機会も、ブログなどでも書かなかった話をさせてもらいます。
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日韓サッカーワールドカップ2002年の頃の話です。
私は、営業支援部門の仕事を手広く、自由にやらせてもらえる20代後半のサラリーマン生活に夢中でした。
様々な役割と仕事をしていましたが、業務量が多くて、上司に専任のアシスタントをつけてもらうという、今で言えば、とんでもない優遇をされていた時期の話です。
自分の経費処理であったり、業務の中でもルーティーンをさばく仕事を彼女に預けていました。
年齢は1つ下の女性。
気があうというか、こちらの意図を察して、自分のできることを的確にこなせるタイプの人で、本当に助かっていました。
ただ、当時の私は、24時間フルに仕事ができるような、モーレツに働くタイプの人間で、23時過ぎに街に飲みに出かけて、タクシーで家に帰るみたいな、狂った生活をしていました。
そのアシスタントの女性は、真面目で、コツコツとこなすタイプだったので、どんどん仕事を任せて、私は自分がやれること、対外的なことや社内の調整事に夢中になっていました。
よく考えれば、20代後半の若者で生意気盛りで、年長者である先輩たちに、失礼な言動をしていたことは反省しています。
そして、異変は発生しました!
アシスタントの彼女に任せたのは、One to Oneのメールマーケティングで私の黒子役です。
大量に届く見込みのお客様との接点をテンプレート対応と個別のやりとりを任せつつ、込み入ったものは私がアドバイスして指示をするか、私がカバーしていました。
とにかく、たくさんくる問い合わせと見込み客を、確保するために、私と彼女は必死になっていました。
インターネット広告も、まだまだの時代でしたが、アフィリエイト広告主として、色々とやっていたこともあり、完全に業務はパンク気味でした。
私とペアで仕事をするアシスタントの彼女は、毎日22時過ぎまで働き続けていました。
ある日、相談があると呼ばれて話をしたところ、体調が悪いとの訴え。
若い彼女も顔色も悪く、疲労の色が隠せない様子。
有給を取るか、定時帰りの日を作ろうと決めていた最中、事件は起こりました。
事務所の電話がなり、彼女の親が連絡をしてきました。
「娘が原因不明の異変で、病院に入院した」
と腹を立てていたのを覚えています。
アシスタントを働かせすぎて病院送りにした
早々に私は、入院先の病院に足を運び、病状を聞いたものの、原因は不明だが、疲労が顕著なので、しばらく休ませる必要があるとのこと。
明らかに疲れ切った彼女を見たときに申し訳ない気持ちになりました。
「あなたね、仕事を頑張るのは勝手だけど、娘を壊さないでくれ」
彼女の父親からの言葉に対して、頭を下げるしかありませんでした。
当然、自分の上司からは、大目玉を受けました。
「アシスタントを病院送りにするほど働かせて、君は鬼か?悪魔か?」
言い訳もできず、色々な方に、ひたすら謝るだけでした。
今の時代なら、あんなに働かせたら、大事件になりかねません。
労働時間を考えたら、私も月300時間近いわけで、精神状態も体の状態も異常でした。
アシスタントの子が倒れなければ、私が壊れる一歩手前だったのは間違いありません。
彼女の体調が戻り、仕事の量をセーブできるようにし、もう一人のサブアシスタントをつけて、なんとか乗り切りました。
濃密な時を過ごしたものの、アシスタントと私には恋が芽生えることはありませんでしたが。
彼女は、今、結婚し、母親をしながらも、別部署で働いています。
先日、久々に連絡が来ましたが、元気に頑張っている様子に嬉しくなりました。
お互い、家族もあり、年齢も上がったことで、無理をせずに仕事をコントロールしたいものだと伝えたのを覚えています。
みなさん、命を削るほどの働きすぎは絶対にダメですからね。
本人も同僚・部下、上司も全て、休みを取り、負担をかけすぎないように注意しましょうね。
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