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2020年米国大統領選挙を個人的に勉強してみた。
こんにちは。ものすごくお久しぶりですnote。
11月3日(火)に、アメリカの大統領選挙があります。歴史的な日ですよね。
今回、忘備録として。また、数年後読み返した時に、ちょっと資料的なものになったら良いなぁと思い、今回、自分なりに集めた情報で、書いてみたいと思いました。
アメリカ大統領選挙とは
4年に1度、夏季オリンピックと同じ年に、アメリカでは大統領選挙が行われます。
今年2020年がその大統領選挙の年。
前回は2016年。前回はヒラリー・クリントン氏と、トランプ氏が対決。
ヒラリーさん有力視が強かったのが、いざ蓋を開けてみると、トランプさんが当選。
世論調査の結果が覆ったと大きな話題となった事が、個人的には大きな印象が残った出来事でした。
0.誰と誰が対決?
簡単な候補者資料を作ってみました。。。
1.アメリカ大統領選挙の仕組み
アメリカ連邦法により投票日は「11月の第一月曜日の翌日の火曜日」と定められている為、今回は11月3日が投票日となります。(なぜ第一火曜日と言わないのかしら?)
アメリカは民主党と共和党の2大政党制です。
国民が直接大統領を選ぶのではなく、①18歳以上の有権者が50州ある各州毎と首都ワシントンでの「選挙人」を選ぶ。②その選挙人が大統領を選ぶ。という2段階の仕組みになっています。(ざっくり過ぎる説明ですが、実際はもっと予備選挙など時間をかけて行っています)
この「選挙人」というのが大事で、選挙人は選ばれる前に、自分はどちらの候補者だ、という意見を表明している為、ある意味、国民投票と同じ感じになります。
この選挙人は米国全土で538人います。各州の人口によって選挙人の割合が違います。大統領選挙では、この選挙人の過半数を獲得した方が、当選、という方式を採用しています。
2.世論調査とは
「americancenterjapan」によると、1824年から地方新聞の調査から始まった世論調査。中立性と独立性を守りながら調査が行われている為、大統領選挙の行方を知る手がかりとして、有権者のみならず、行政トップも信頼を置いている、大切な指標とされています。
3.世論調査を踏まえた現状(2020年10月31日現在)
「Realclearpolitics.com」によると、現在バイデンさんが有利。しかし、世論調査の結果が出ていない州があります。グレーの197のところです。トスアップと言って、コインの表裏のように、五分五分の状態、という意味のようですね。
アリゾナ州、テキサス州、フロリダ州など、選挙人が多く集まる州の結果次第で、バイデン氏、トランプ氏どちらがなっても、おかしくない現状と考えます。
4.当選後の予想される動き
トランプ氏が当選すると、経済面では活発な動きが継続されると思います。
バイデンさんが、当選した場合は、結果が落ち着くまで、少し困難がありそうです。
というのは、9月にトランプ大統領が指名したアメリカの連邦最高裁判所の最高判事の任命の内容が関わってきます。
9月に最高判事に任命された「エイミー・バレット」氏。
最高裁判事のお話に入る前に、保守派とリベラル派について。エイミー氏は保守派と言われています。
ざっくりとした説明ですと保守派=伝統を守る派。リベラル派は、時代風潮に合わせて、法律とか内容も柔軟に変えていきまっしょ、という事なのかなと。
米国の最高裁判事がどうして、大きく話題に取り上げられたのかというと、米国社会の在り方、に大きな影響を与える重要な人物だから、です。
現在9人の判事がいて、10月27日付けハブポストによると、保守派6人、リベラル派が3人となります。最高裁判事は、終身制の為、原則として亡くなるか、自ら退任するか、の方法のみとなります。
エイミー氏はオバマケアについても批判的な学術論文を発表をした経緯もある人物。
エイミー氏は、『法にのっとってそのつど判断し、あくまでも三権分立の原則に従って、政権の意向にとらわれず独立した判断をする』とも述べています。
もしトランプ氏が大統領選挙で当選を果たせなかった場合は、法廷闘争に持ち込まれる可能性を残して、エイミー氏を指名したとの声もありますが、エイミー氏始め、判事の判断が気になる所もありますよね。
大切だと思うこと
大切なのは国民の幸せだと考えます。もし民意が覆ったら、何の為の選挙なのか。誰の為の選挙なのか。
少し、そんな事も思う、最近でした。
では、またね☆
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引用元
・NHKのHP「アメリカ大統領選挙2020特集」https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/basic/
・開票速報(Bloomberg:江広美堀さん他)
・世論調査情報 (Realclearpolitics.com)
・「選挙人」って何? よくわかる米大統領選
・米国の世論調査について(americancenterjapan)
https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2989/・
・エイミー・バレット氏について
①NHKより-https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/report/situation/situation_29.html#mokuji1
②ハブポスト-https://www.huffingtonpost.jp/entry/usa-federalcourts_jp_5f97803dc5b646c70e9bcd39
③ウエッジインフニティ-https://wedge.ismedia.jp/articles/-/20899