ヒーラーTERUが語る「インド・ネパール放浪記」④
こんにちは!宇宙エナジーTERUです。
今日も、僕のnoteに来てくれて ありがとう!
前回のnoteはこちら
ヒーラーTERUが語る「インド・ネパール放浪記」①
ヒーラーTERUが語る「インド・ネパール放浪記」②
ヒーラーTERUが語る「インド・ネパール放浪記」③
そろそろインドの生活にも慣れてきた。
朝起きて、
身支度を調えたら
毎日の日課の買い出しに
市場に向かい歩き出す。
市場に近づくにつれ
強烈なスパイスの香りが漂ってくる。
クミン、コリアンダー、ターメリック、カイエンペッパー、カルダモン、
などなど……。
知らないスパイスも沢山ある。
これらのスパイスを組み合わせ、カレーを作るんやて。
日本のように
インスタントカレーなどというものは無い。
僕は、グリーンのカレー(ほうれん草のカレー)
が好きやった。
… … … … … …
ちょっと脱線
いまでこそ、
料理はスキが高じて
インドカレーはもとより
イタリアンやタイ料理など
本を読んで、失敗を重ねながら
独学で楽しんで作ってるんやけど
カレーのスパイスの調合は
ほんまに奥が深い。
あれこれスパイスを
たくさん入れりゃいい
というもんじゃない。
あまりに
いろんなものを入れたら
香りが相殺されてしまうんやな。
かえってぼやけた味になってると
僕は思うんやけど…。
スパイス使いって
その人のセンスやな。
日本は日本で
おふくろの味があるやんか。
インドでも
ちょっとした
スパイスの調合の仕方の違いが
その家のおふくろの味に
なるんやな。
… … … … … …
さて、お腹が空いてきたな。
何だか小洒落たお店があったので入ってみる。
そこで驚いたのは、
コーヒー豆を挽いたやつより、
インスタントコーヒーの方が高いんや!
えっ?!
なんでやねん。
ウソやろ!
そして店内を見渡すと、
インテリ風のお金を持ってそうな人が
インスタントコーヒーを飲み、
お金の無さそうな人が
豆を挽いて淹れたコーヒーを飲んでたんや。
どう考えても、
僕には理解出来ひんかったんや。
それで、
インド人の店員に聞いてみることにした。
「なんで、インスタントコーヒーの方が高いのん?」
「そら、きまっとるがな。
インスタントコーヒーの方が、
作るのに てまひま掛かってるからやないかい。」
面白い論理に、
妙に納得してしもた。
で、結局僕が飲んだのは、
安いほうの本物のコーヒーでしたで。(笑)
ひと息ついて散歩をしていると、
手や足の無い子供たちが
10人くらいいたんですわ。
そんな姿なのに
信じられんくらい元気で、
信じられんくらい明るいんですわ。
そして、
手のない子は
足のない子を助け
足のない子は
手のない子を助け
その子たちが
お互いに助け合っている姿に、
ウルッときましてん。
後で人に聞いたんですけど、
親がその子たちの手や足を切った
との話にビックリしました。
その明るさは、
子どもながらに
輪廻転生を信じているからやろか……。
それとも、
手や足を切られることが
親の愛と思ってるんやろか……。
日本やったら
虐待ということで大変ですやろ。
けど、
インドには複雑な事情がありますねん。
良いとか悪いとか、
軽々しく判断したらアカンのですわ。
みなさん、カーストって知ってますやろ。
つまり、その子たちは
アンタッチャブルという最下層のカーストやったんです。
そうなると、
物乞いしか生きる道が無いわけですわ。
だから、親は物乞いとして稼げるように、
手や足を切ってるんや
と教えられました。
それを聞いて、僕は
ホンマ何ていうか…
心が張り裂けそうでした。
それと共に、
僕はカーストの無い日本に生まれて良かったと、
しみじみ思いましたで。
つづく
最後まで読んでくださり、
ありがとうございます。
また次回も、
よかったら読みにきてな。
コメントももらえたら
めっちゃうれしいです。
宇宙エナジーTERUのスピリチュアル活動はこちら