
お仕事獲得のためのサービスを比較してみた(後編)
フリーランスになって以来、お仕事獲得に使ってきたサービス6社を比較・紹介する記事です。

長くなってしまったので3社ずつ前編・後編にわけて紹介しています。
前編から確認したい方はこちらをどうぞ。
Wantedly

Wantedlyの最大の特徴は、給料や待遇などの条件が掲載されておらず、やりがいや環境で求人者と求職者をマッチングする、ビジネスSNSだという点です。
先輩フリーランスの人たちに仕事探しの相談をすると、必ずと言っていいほど1番にWantedlyをおすすめされました。その理由はスタートアップ企業が多いことです。
スタートアップ企業は、ある程度裁量権を持たせてくれて、比較的自由な働き方が可能。1つの案件終了後、新たな仕事を任せてもらうこともあり、長期的なお付き合いをしている人が多いようです。
Wantedlyを通して1社と業務委託契約を結んで、ライティングのお仕事をしています。月に4本分の執筆をすること以外、特に細かいルールはなく、楽しくお仕事させてもらっています。
また、気軽にカジュアル面談ができることもWantedlyのもう1つの特徴です。職務経歴書や履歴書を用意していなくても、「話を聞きに行きたい」のボタン1つでカジュアル面談の応募ができます。

手軽で便利な一方で、企業側からの応答がないこともよくあります。私の場合、積極的に仕事を探していた2か月間に17社へ「話を聞きに行きたい」を送りました。そのうち返答があったのは6社のみです。さらに条件等を絞っていき、実際契約に至ったのは1社。
返答はなくて当たり前と考えて、少しでも気になる企業・業務があれば迷わずカジュアル面談を申し込むといいでしょう。
お金などの「報酬」ではなく、「価値観への共感」で仕事をマッチングさせるWantedly。でも応募者側としてはどうしても報酬も気になりますよね。事前に報酬もチェックしておきたいという人は、企業の採用ページや他の求人サイトを確認してみてください。
同じ企業の同じポジションを他のサイトにも掲載していることはよくあります。Wantedly以外の求人サイトであれば、給料などの待遇が提示されている可能性大です。
LIBZエキスパート

LIBZエキスパートは株式会社Lib(リブ)が運営するジョブマッチングサービスです。
LIBZエキスパートを知っている人は少ないと思いますが、個人的にすごいおすすめしたいサイトです!おすすめポイントは3つ。
①フルリモート、週4勤務、フルフレックスなどフレキシブルな働き方が可能。(LIBZエキスパートが企業に独自で交渉しているため、他の求人サイトには掲載していない働き方)
②スポット的な仕事ではなく、継続案件だけを用意しているので安定した収入確保ができる。
③キャリアコンサルタントの人がついてくれて、自分にあった仕事紹介やサポートをしてくれる。値段交渉も代わりにしてくれる。

LIBZエキスパートはフリーランス向けの転職エージェントという感じです。紹介してくれる仕事はすべて「業務委託」。正社員やアルバイトといった雇用形態の紹介はありません。ただし、LIBZエキスパートに登録した人で約30%の人が業務委託から正社員に切り替えているそうです。
私がフリーランスになって一番の悩みは「収入が安定しない」ことでした。だからといって正社員に戻る気にはなれず、LIBZエキスパートに登録したんです。
登録後すぐにキャリア相談、仕事紹介、面接と2週間程度で進んでいき、PR業務のお仕事を獲得できました。(2023年1月スタート予定です。)
私にとって1つボトルネックになると思った点は、ある程度時間の拘束がされてしまうことです。月に90時間以上働く時間を確保できないと、そもそも紹介できる仕事が少ないそうです。
フリーランスにとっての一番のメリット「自由な働き方」に少し制限がかかってしまいますよね。いずれにせよ、LIBZエキスパートに登録している企業は「柔軟な働き方」に理解がある企業ばかりなので、都度相談してみたらいいかなと思います。
フリーランスだけではなく、出産後の仕事復帰や転職を検討している人にもおすすめしたいサービス!いきなり正社員としての転職は時間も労力もかかります。でもLIBZエキスパートは今までの経歴を活かしつつ、希望の働き方を叶える企業を探してくれます。
その企業でうまくマッチングすれば、将来的には正社員という道もあり、スムーズな転職が成功するのでは?!
SHElikes

女性向けキャリアスクール「SHElikes」ではWeb関連の勉強をできるだけでなく、お仕事紹介もしてくれます。
私はSHElikesに入会してライティングを学び、2か月後にお仕事案件に挑戦してみました。今までSHElikes経由で獲得した業務委託は2件。人生初めて「業務委託」という働き方をしたのもSHElikesでした。
一番最初がSHElikesでよかったと思っています。超駆け出しライターなのに手厚いサポートがあったおかげで、不安なくスタートできました!報酬面、稼働時間、一つひとつ相談にのってくれて、心強い!の一言に尽きます。
SHElikes好きの自分にとっては、同じくSHElikesの理念に共感している企業というだけでポイントが高いのです。これは数人のシーメイトさんにしか理解されないポイントかもですね(苦笑)。
デメリットと言えば、仕事の種類も数も少ないことでしょう。特にライター案件はなかなか出てきません。
また、SHElikesでコースを受講したことだけが条件で、未経験でも挑戦できる案件ばかりなので報酬も低めな印象です。
ただし、2022年には18億円の資金調達に成功し、「学び」だけでなく「働く」の方に資金を注いでいくようなので、今後に期待大です!
求人サービス比較(後編)のまとめ
フリーランスになってから使用した求人サービス6社を比較してみました。私と同じように仕事獲得に苦戦している人にとって参考になれば幸いです。
単発案件だったり、長期的な仕事のパートナーだったり、人によって求めている仕事は違うと思います。それぞれのサービスがどんな仕事を掲載しているかチェックしてみてくださいね!
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