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FOTM 0DTEロングコールで宝くじを買おう!

さて、ちょっとXでも自慢してしまいましたが、下がったときにファーアウトオブザマネー(FOTM)のコールを買うと爆発的な利益を得たりすることがあります。今回は$60が$2500になりました。これまでに2-3回、このような「あたり」がありました。しかし、私自身、このような手法が継続的に成り立つとは思っていなかったので、ごくたまに裁量で購入をしてました。そこで今回は、FOTMコールという、勝率が無茶苦茶低いですが、宝くじ的な方法について、研究してみましょう。

投資資金がほとんどいらないので、少額口座で楽しめます。$1000もあれば十分楽しめると思います。

FOTMコール買いは「下げたときに買う」のが基本で、そうでない場合はお金がどんどん減っていきますので注意してください。

ファーアウトオブザマネーオプション買い戦略の基本

基本は、現価格よりも非常に高いストライクの、できるだけ安いコールを買うというものです。口座に資産がほとんどいらず、しかも信用口座もいらない、少額実験用口座にやさしい方法になります。SPXオプションでは、一回あたり$40-$60の掛け金で楽しむことができます。XSPにすれば、さらにその1/10で楽しむこともできるでしょう。勝率は3-10%程度なので、まさに宝くじです。億のお金をいきなり得られる確率はゼロですが、30倍程度の利益は一年に数回あります。ふつうの宝くじでよりも期待値ははるかに高く、宝くじと同じような楽しみ方ができるというわけです。


バックテスト条件:

オプション: SPX
満期:0DTE (満期が当日のものです)
購入時間:10:00 AM 米東海岸時間
スリッページ:Bid/Ask幅の60%
初期資金:$1000
購入枚数:1ロット(100枚)
取引手数料: $1 (買い売り両方)
テスト期間:2022年9月~(0DTEがはやり始めた時期です)

今回は、およそ20種類ほどの条件でバックテストして最適な条件を探っています。そして最適な結果は得に以外でもなんでもなく、「なるほど」と思わせるものかと思います。

Pythonコードは、テクニカル条件を出すもので、自動取引プログラムではありません。

ストライク、クローズ条件

ストライク:デルタ3
平均購入価格: $40 (1ロット100枚です。$40を捨てたくない人はミニオプションのXSPを$4程度で買えるかと思います)
利確: $2500 利確はしたほうがよいようです。
クローズ:3:30 PM 米東海岸時間 *ただしほとんどの場合は価値がゼロになっているのでクローズできないと思います。

この条件で、まずは「下げたときに買う」ということをしないで、購入してみましょう。

勝利数 30
勝率 5.15%
プロフィットファクター = 0.98
ドローダウン 43.34%
CAGR = -1.58%
最終利益 $ -357

勝率は悪いですが、思ったよりもお金が減っていかないのに驚いた人もいるのではないでしょうか。ここ最近上げ市場であったことを考えれば、ある程度あたりまえのことかもしれません。

このように、単に買ってるだけだと基本的にはヨコヨコなわけですが、「下げたときに買う」ことによって、大きく収益を上げることができ、条件によってはプロフィットファクター2以上程度にはできるようです。下のグラフをみると、得に下げ市場から上げ市場への転換で威力を発している感じがします。

最適条件でのコール買い(下げたときに買う)。プロフィットファクター2.4

テクニカル条件を加える

1. 前日から下げたら買う場合
まず最初に、
前日の終値から、0%, 0.2%, 0.5%下げたときにだけ買う場合を見てみましょう。

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