がんをめぐる冒険(36)入院して思うこと、メタボ多すぎ問題

 仕事をほぼリモートにし、病院にいる時間が多くなって気が付いたのは、職場、街で見かけるオジサンたちのメタボ具合。
 医師を中心に病院に勤めている男性は細身で、メタボなんていません。一方、会社まわりのメタボの多いこと。おなかのボタンがはちきれそうなオジサンもいれば、私なんかより若いのに100㎏超えの営業マンもいる。こんな職場環境が普通だと思っていた自分が間違っていることに気づきました。
 病院には酒でむくんでいるような人はいないし、おだやか。

 一方、会社に行くと私の向かいではメタボちゃんが常に大声でいかにも〝仕事してます感〟をアピール。ビジネスのカタカナ用語やらIT用語を並べ、大きな声でリモート会議をしているけれど、今までちょっとしたITに勤めた経験がある者からすれば中身がない。しかも、ヘビースモーカーで紙たばこの煙をまとって席に戻ってくると吐きそう。会社はド昭和でいまだに声の大きな人の主張が通るような空気がまだ残っています。

 ドクターたちは一流大学を卒業し、しかも母校に残る優秀な方がほとんど。そんな方が家庭の主婦にもわかりやすく説明し、丁寧に対応してくれている。ま、優秀だから違うのかもしれませんが、スリムで優しいが正解でしょう。

 若いときはいくら酒を飲んでも太らなかった女友達も、30代は変わらなかったのに40歳を越えると20㎏レベルで増量。これって働きすぎなのか、ストレスなのか。
 気がつけば、友達は子供が成人。自分が何もしていなかったこと、異常な環境にいたこといろんなおかしさに気づきました。
 思考も、生活スタイルも、間違っているから三流なのか、三流だから不健康になるのか、いずれにしても身の回りがおかしいことに気づき、まずは自分がこれ以上太らないよう、暴飲暴食は絶対やめようと思いました。

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