がんをめぐる冒険(48)高気圧酸素治療に挑戦!
がんサバイバーの与謝野馨元外務大臣に取材したとき、国立がんセンターで高気圧酸素治療を受けていたという話を聞いていたので、ずっと頭の中にあり、一度体験してみたいと思っていました。
ある意味、今なら体験できる!
私は一番近いクリニックに問い合わせの電話をしました。
そのクリニックは脳神経外科でしたが、私は「抗癌剤治療と併用される悪性腫瘍」に該当し、一連につき30回まで受けることができる、ということでした。
主治医の先生に紹介状を書いてもらいたい旨相談すると、
「もう治療の選択肢がなくなった方が行くことが多いですし、
正直、効果があるかどうかはわかりません。
アナタの場合はまだ積極的治療の選択肢がありますから……」
と止められましたが、
「取材で話を聞いていて、好奇心です。効かなくてもそれでいいです」
と伝えて、紹介状を書いていただきました。
高気圧酸素治療の説明には
①高酸素化
血液内の酸素が増えることで身体中に酸素が行き渡ります。
②抗菌作用
酸素にある抗菌作用を利用し、細菌の発育を阻害します。
③血管収縮
頭蓋組織内圧力を減少させます。また、むくみの抑制にも効果があります。
④気泡縮小
圧力をかけることで身体中の気泡が小さくなります。
⑤新血管作成
血液中に多くの酸素が流れることで新しい毛細血管が作られます。
そのことで血流阻害になっている組織に酸素を送ります。
とあり、副作用はなく、血流が良くなれば、手術の傷の治りも早まりそうだし、
お肌によければそれもいいかな、という印象。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?