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見えない世界の農業

密教の修行として18の道があり、自ら身を守るところをやりました。
また、本当にやろうとするとものすごく大変な修行なので、それに該当する印を結ぶことによって同等の効果を得られるということでした。

自らを守ることができるようになった後は、修行のために場を清める段階に入ります。
今回も同様にそれに該当する印を結ぶことで、効果を得ることができます。

一つ目が金剛橛です。

仏の力によって、生み出された目に見えない鋤や鍬で土地を耕します。
それによって、清めることで道場にふさわしい聖域を作り出します。

二つ目が金剛牆です。

金剛橛によって生み出された聖域を他の通常の土地と区別するために行います。
仏の力によって、見えない垣根を生み出し、それを土地に張り巡らせます。
これによって、修行のための聖域が形作られているわけです。

この2つが結界法と呼ばれます。

聖域を生み出すために行うことは見える世界で言うならば実は農業のようなことであるということがとても興味深いですね。
土地を耕して垣根を張るわけですからね。
実は見えない世界でも見える世界と同じようなことをすることによってそれだけの効果を出すことができます。
決して、とっつきにくい世界ではないということですから、興味がある方は是非一緒に頑張りましょう。


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てる子先生の八咫烏魔法学校
これからも良い記事を書いていきます。