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三式概論
陰陽師はお祓いを中心に行っていますが、他には占いもしています。
主に式盤という道具を使った占いで、太乙、六壬、奇門遁甲の3つは三式と呼ばれて有名です。
太乙は太乙神数とも呼ばれている占いです。
六壬は陰陽道の占いというイメージが強いかもしれません。
奇門遁甲は、何度かこのブログでも出てきていますが、九星気学の基になった占いです。
ちなみに九星気学が広がってきたのは明治時代からです。
上の図にもありますが、この占いは、一白から九紫の総称である紫白を活用します。
奇問遁甲は紫白だけでなく、八門や九干、天盤、地盤などの多くの要素を使っているのです。
要素が多いということはそれだけ習得するための学びが大変ということですね。
あまりにも難しいため、明治時代に紫白だけを抜き出した九星気学が出てきたということです。
霊的な力だけでなく、かなり難易度の高い複雑なロジックを駆使する占いも使えていたということです。
見えない力を使うのはもちろんのこと、ロジックを駆使する能力も両面備えていたというのは昔の陰陽師にも言えたことです。
どちらがあれば良いかという話ではなく、本来は両方できたわけですから、両方とも学んでいけば良いというのがわたしの方針です。
もちろん学ぶことが多くなる分、大変ですが、昔ながらの良い教育を取り戻したいという思いもあります。
このような分野に関心のある方は、ぜひ一緒に学んでいきましょう。
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