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曼荼羅修行の前段階
密教では様々な儀式や修行が実践されました。
それによって悟りを開いたり願望を達成しようとしています。
そのための道具を法具と呼んでおり、単なる道具とは区別されていました。
そして真言宗と天台宗を通じて最も重要な法具が曼荼羅です。
特に胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅がその頂点にあります。
修行としては十八道、金剛界曼荼羅、胎蔵界曼荼羅、そして護摩という流れです。
十八道というのは基本となる部分です。
土台作りということですね。
18段階の実践を行います。
ざっくりとした流れでは修行者自身を清め邪悪なものから身を守る護身法、修行のための場を清めて修行の場合と変化させる結界法、修行の場に本尊を置くための道場に変化させる荘厳道場法、遠くの世界より仏の力を道場の本尊に迎える勧請法、本尊を守るために道場の結果を強化する結護法、そして本尊を供養し一切を供養する供養法などがあります。
さらには、供養法の後に後供養なども行われています。
曼荼羅一つとってもそれに至るまでにベースとなる様々な修行が行われているということが分かりますね。
見えない世界の力を高めていくというのはそれなりに大変なことです。
皆さまも長い道のりではありますが、見えない世界の力を伸ばしていきたいと思われる方は是非一緒に頑張りましょう。
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