魔の誘惑
悪魔崇拝の勧誘がそれなりにあるようです。
若者がファッション感覚で、興味本位で悪魔崇拝の世界に入り込んでいるという。
神も悪魔使いようなのですが、ファッション感覚はいただけませんね。
悪魔との契約は簡単にするものでは無いでしょう。
エクソシストとしての技術や東洋の素晴らしい技術である結界など、あらかじめ学ぶ必要のあるものは沢山あるのですからね。
今や世界で最も影響力のあるスーパースターに上りつめたレディー・ガガですが、彼女の後悔している話がありました。
どのようにして、その世界に導き入れられたのでしょうか。
お笑いショーに出演した後、ニューヨークの下町のあるクラブで起こったことでした。
ショーが終わったことで、観客から受けた喝采で、ハイになっていたのでしょう。
外に出てタバコを吸っていました。
そこにスーツを着た男が、話しかけてきました。
彼も壁にもたれてタバコを吸っていました。
急に彼は必要なものを持っているけど欲しいですかと質問してきたのです。富、名声、力。すべてを持っていると言うのです。
とても不思議な男でした。
何者なのでしょう。
すると彼はただ立って、ガガの昔の持ち歌の一つを歌いました。
知っているはずの曲なのに、この世のものでない感じのように歌うのです。
そんなものを体感したのですから、彼女はすべてが欲しいと言いました。
あろうことか、何でもすると差し出すものまで沢山申告してしまったのです。
悪魔に限らず、神や天使、精霊などの、見えない世界の者と取引をするなら、そのコミュニケーションの違いを把握しておかなければなりません。
その時は、下積み時代でしたから、芸能界であまりうまくいかず、知名度は低く、ほとんど怪しげなバーや、お笑い劇場や、深夜レビューなどに出演していただけで、みじめだったのでしょう。
結局何も分からない状態で、彼女は取引を結んだのです。
見えない世界にクーリングオフなんて便利な制度はありませんからね。
その後は、一見すると成功なんて簡単とばかりにうまくいったようです。
音楽を造り、それによってほとんどの権威ある協力者、プロデューサー、プロモーターの間で有名になりましたからね。
しかし、それは長く続かず、次第に苦しみ始めることになります。
彼女の内部で互いに葛藤とする2つの力に悩まされてしまいます。
病にも苦しんでいますしね。
暗黒の芸術に対して、気軽に手を出すと、長続きしないので、不幸になるわけですね。
使いようですから、ファッション感覚で手を出したのが良くなかったと言えるでしょう。
何事も見えない世界に手を出すのであれば、色々分かっていないと問題が起こります。
今回のことだって、差し出すものはきちんと定義し、見えない世界の人のコミュニケーションの差を踏まえていれば、問題だって起こらなかったはずです。
何かをやるのであれば、背景からきちんと学ぶことが大切です。