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みてぐら
いざなぎ流のお祭りの前に呪詛を祓うわけですが、多くの米や穀物を捧げます。
穀物以外にも多く物を捧げますからそれについてです。
まずタイトルにあるようにみてぐらというものも準備します。
藁の輪の上に四本の御幣を立てます。そこにかぶせる用の御幣をかぶせます。
釈迦の叔父の提婆を象徴した御幣も立てます。
これらの上に花の形をした紙を置きます。
これらの中に呪詛を封じ込めるのです。
その他としては、祭りを行う氏子や家族の身体の一部を捧げます。
とはいえ、物騒なことをするわけではありませんのでご安心を(笑)
髪の毛と爪です。
また、畳、畑の土、割れた皿、釘などの古い金属道具も一緒にお供えします。
これは、穢れにさらされたものの代表としての存在です。
お金もお供えします。
大きなお祭りでは12が連想される数字のお金をお供えします。(1200円、12000円といった具合です。)
小さなお祭りでは7が連想される数字のお金をお供えします。
一連の準備ができたら、やっと取り分けの儀式に入れるわけです。
負のエネルギーを祓うだけでもとても多くの準備が必要です。
それくらい負のエネルギーが生み出す呪詛というのが厄介であるということです。
こういう存在を理解することで、対策も日頃から考えていけるでしょう。
見えないから関係ないのではなく、現代になったとしても、そういうものと向き合っていくことが大切です。
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