ダラニと量子
神々の徳を称える言霊としてマントラがありました。
音を用いるなら、真言の他にもダラニもあります。
ダラニのことを中国語では総持と訳されています。
精神を一定の状態に保つことを意味しています。
精神を統一し、心を一定に集中することによってある種の念力が生まれます。
それが記憶力の増進にも役立つとされています。
ダラニはそれを唱えつつ精神集中を行うと、その過程で自然的に見えない世界の能力が身につけられますからね。
そして、精神の集中によって瞑想の度合いを高めて宇宙の真理を集約した聖なる音を唱え続けます。
それによって目覚めていくわけです。
インドの後期密教であるタントラ仏教では、宇宙は聖音であるオームから展開したものだと考えています。
生物であれ無生物であれ、この宇宙のすべての存在はある特定の周波数を持った振動だと考えられているわけですね。
音は形であり形は音であるということです。
このように真言やダラニを唱え続けることによって、振動である音の力を用いるわけですから、宇宙の心理と合一する体験獲得できるのは当然のことです。
音によって見えない世界の力が身につけていけるということも画期的ですし、何よりも宇宙のすべてが振動であるということを当時の時点で気づいていたということが教理的ですね。
今でこそ量子力学などと言われますが、それが当時からあったということです。
こうして見えない世界のこともどんどん科学的に説明されていくでしょう。
このようなことを身につけていきたいという方はぜひ一緒に頑張りましょう。
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