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結界を守れ

密教の修行の前段階の18のステップにおいて12まで終えました。
ここでは本尊である仏様をお招きしたわけです。
これだけのことが、手の動きである印でできるというのは驚かされますね。

ここではお迎えした仏様をお守りする明王を護法尊としてお祀りします。
お祀りする明王はお迎えした仏に関連する明王たちです。
その印が当部明王です。

道場を聖域として固定するために、修行の障害となるものが道場に侵入しないように、仏の金剛無比な見えない網によって道場を包み込み、防御します。
これは金剛網の印です。

また、道場の周囲に邪を焼き尽くす聖なる見えない炎を現出させるのが金剛炎の印です。

当部明王によって仏様を守り、金剛網によって邪の侵入を防ぎ、金剛炎によって邪を遠ざけるということです。

これらの結界を防御するために、この3つのプロセスを経ます。
結護法と呼ばれる段階ですね。

仏様をお守りするために、これだけのことをしていくわけですが、印だけでできるというのは、なんだか不思議にも感じます。
それだけ、手には力があるということであり、それらを生かして見えない世界のことが沢山できるということです。
とても長い道のりではありますが、見えない世界について興味がある方は是非一緒に頑張りましょう。


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てる子先生の八咫烏魔法学校
これからも良い記事を書いていきます。