ドーマンの神々
セーマンにおいて、この五芒星は金剛界の五如来の意味がありました。
ドーマンにおいては、臨兵闘者皆陳列在前と9つの文字が唱えられるわけです。
それ以外にも神々を唱えるケースがあります。
青龍、
白虎、
朱雀、
玄武、
匂陳、
南斗、
北斗、
三台、
玉女
と唱えて切るわけです。
ドーマンは兵法として盛んに用いられたこともあり、陰陽師や修験者以外にも武将や軍師からが伝わることも多く、セーマンよりも種類が多くなりました。
また、ドーマンは9つの文字を表現したというのみだったこともあり、セーマンのように星の信仰と五行思想の両方を表現していたわけではなかったため、アレンジがしやすかったというのもあるのかもしれませんね。
根付いている地域としては、伊勢や志摩の海女さんの鉢巻にはセーマンとドーマンが見られ魔除けとなって、海の危険から守ってくれています。
呪法としてセーマンとドーマンを使用するのは修験道ももちろんですが、天社神道があります。
あまり、広くは活用されていませんが歴史のあるやり方です。
単純な9本の線から成り立っているドーマンですが、このように様々な変遷を経て現代に至ってるということが分かりましたね。
単純なものではありますが、歴史も長くとても使うものです。
背景も踏まえてこのような見えない世界について学んでいきたい方は、是非一緒に頑張りましょう。
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