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大日如来と太陽
曼荼羅を自作して、それを元に修行をしたら良いというお話をしました。
曼荼羅を用いた修行のクライマックスというのは、胎蔵界曼荼羅の修行と言えるでしょう。
胎蔵界は仏の慈悲そのものの象徴です。
人間に精神の奥底にいつも輝いている宇宙の根本的な光を表したものです。
中心にいる大日如来から広がりに行く光と、外部の諸尊から大日如来へと統合されていく内へ向かう光を知ることによって、わたしたちはそこにあまねく仏様の慈悲を発見することができるのです。
それはあたかも大日如来の象徴の一つである太陽の光の性質に似た側面を持っています。
太陽の光というのは白く見えますが、その中には赤い光から青紫色の光など様々な光もありますし、目に見えなくても紫外線や赤外線などの光まで含まれていますからね。
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まさに、目には見えない光というものもありますが、実際には存在しているわけです。
それも内包して太陽光というわけです。
このことが大日如来の本質であり、見えない世界ということを知る上での身近な事例と言えるでしょう。
身近なことが密教における最も大切な仏様のことのつながり、見えない世界を垣間見ることができます。
とっつきにくいように感じるかもしれませんが、身近なところからステップアップしていくことで分かってくると思いますから、見えない世界に興味がある方は是非一緒に頑張りましょう。
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