裁量トレードで連勝して、自分は天才かもしれないと勘違いする理由
この記事は
ポジションを持つとなぜか下がる原因である、
追っかけ買いと、売りについての記事のおまけとなります。
まだ読まれないかはぜひ読んでみて下さい。
では本編です!
原因はトレードの王道、トレンドフォロー
トレンドフォローという言葉はご存じだと思います。
トレンドに逆らわず、ポジションを持ちトレードを繰り返したりするものです。
重要なのは、トレンドが上昇中は買いのみのポジション。
下降トレンドの時は売りだけのポジションと決めてトレードをすることです。
この方法は非常に理にかなっていて、
市場の勢いを利用するので多くのトレーダーが採用している手法の1つです。
ただ今回お伝えしたいのはトレンドフォローをして下さいという記事でなく、このメジャーな方法を採用して勝ちまくっているトレーダーさん向けの内容となります。
このトレンドフォローを採用することでこれまで勝てなかったトレーダーさん達が大喜びするというのはよくある話です。
ただそうなると、ついつい、
自分は天才なのでは、
っと勘違いすることがあります。
そもそもトレンドフォローをしているので、
ある程度深めの損切を置いておけば、負けることはありません。
したがって一定期間勝ち続けます。
ただそうなってくると、
「損切をしたくない」
という病に侵されます。
そんな時に来ます。
ドカンが!!
これがコツコツドカンです。
そんな時はチャートをみて反省しましょう。
上図の相場であれば、どこで買いポジションをとっても勝てます。
そうです。
いわゆる相場の地合いが良いのです。
そもそも、上昇トレンドの時ですが、陰線で終わる日より、陽線で終わる日が多いので勝率が上がるのは必然です。
FXシストレ戦略室さんでも
自動でローソク足の陽線・陰線の数をカウント!
“Buyers vs Sellers”
というMT4用FXインジケーターを無料配布されています。
下図のようなものですが、インジケーターになり、上昇トレンドの時は陽線が多いという当然の結果を再確認出来ます。
逆にいうとこのインジケーターはトレンドを確認するのに使えるといえます。
話を戻します。
もちろん、環境認識をしっかりと行ってトレードしていることが勝利の要因とはなります。
しかしいつトレンドが反転するかはわかりません。
いきなり急下降が発生するチャートは何度も見てきたはずです。
その時に、自分は天才ではなかったと間違った反省をし始めます。
もちろん逆の急上昇もあります。
急騰、急落を予想しながらトレードをすることは不可能です。
あくまでもトレンドフォローというのは、市場のトレンド(上昇または下降の方向性)に従って取引を行う投資戦略です。
トレードが上手いという人や、
人から天才トレーダーといわれるような人は、
チャートを読む力ではなく、別のことがすごいのです。
これもまた当たり前のことですが、
●資金管理が出来ている。
●メンタルコントロールが出来ている。
●常に勉強してる
などになります。
連勝している時こそ、謙虚になることが重要です。
余談:テストの成績がいい人の特徴
学校で受けたテストを振り返ってみましょう。
多くの人は、どの問題を間違えたかを最初に気にする傾向があります。しかし、成績が良い人の中には、正解した問題を確認する人もいます。
例として、
彼らは、4択問題で偶然正解した箇所を特定しようとするのです。
※もちろん、間違えた部分も確認はします。
というのも、間違いは痛みを伴うため記憶に残りやすいですが、正解については注意を払わない傾向があることを知っているからです。
これはトレーディングにも当てはまります。
上手くいったトレードの中で、偶然成功したものは、結果的に放置してしまいがちです。
しかし、いずれ痛い目に遭うことがあります。
間違いだけでなく正解にも焦点を当て、自分自身の傾向と対策を学ぶことが、トレーディングにも役立つと考えてもよいのではないでしょうか。