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リスクを再考する!FXトレードにおける反転可能性テストの活用
#反転可能性テスト
という言葉はご存じでしょうか?
言葉からも意味を連想しやすいかもしれませんが、短い説明すると、
「逆の立場になって考えたらあなたは同じことをしますか?」
です。
1度は口にしたことあるセリフではないでしょうか?
最近ではなにかとSNSで話題の
#安芸高田市 の #市長 である、#石丸伸二 市長が議会がでこの方法を #副市長定数削減案 の時に使われていたのも記憶に新しいです。
さて、本題ですがこの反転可能性(はんてんかのうせい)テストは、
「 #正当性の有無 」 つまり「 #正義か否か 」 を判定するために有効とされているのでどちらかという 倫理学に近いものです。
ただこれはFXトレーディングでも面白い現象として起こり得ることなので、取り上げてみたいと思います。
反転可能性テストとは何か?
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反転可能性テストは、自己の行動や要求が他者と立場を反転した場合でも受け入れられる理由によって正当化されるかどうかを吟味するプロセスです。このテストを通じて、主張や行動が正義にかなっているかを評価します。
さらに理解しやすいように、反転可能性テストをSNSで考えてみます。
人の悪口を例に適用する場合、自分がその悪口の対象であったときに同じ言葉を受け入れられるかどうかを考えます。
受け入れられる場合は問題ないですが、ほとんどのケースは受け入れらないことが多いのではないでしょう。
よく、
「言われて当然だ!」
という方もいらっしゃいますが、それは厳密には
反転可能性テスト
では無い可能性が高いです。
なぜなら、反転可能性テストは その方の #ポジション や #視点 なども組み込む必要があるからです。
FXトレーディングへの応用
![](https://assets.st-note.com/img/1707476536317-qr535NeyGX.png?width=1200)
さて、反転可能性テストの説明をしてきたわけですが、
これがFXトレードにどう関係あるのか??
と疑問を持たれると思います。
では具体例をつくっていきます!
「もう、これ以上は下がらない!」
あるトレーダーが複数の買いポジションを持っています。
しかし価格は段々と下落し現在のマイナスが100万円だとします。
その時にそのトレーダーが
「もう、これ以上は下がらない!」
と発言したと仮定します。
しかしそのトレーダーがそのように考えているのであれば、
残りの証拠金や追加で資金を入れてでも、ポジションを買い増しするのが正しい行動だと思います。
しかし実際には新規のポジションで買う人はほとんどおらず、含み損の金額が増えていくのを傍観するだけとなります。
したがって、反転可能性テストというフィルターを通すならば、トレーダーは自分の行動や判断を反転の視点から評価することが重要です。
自分が「もうこれ以上は下がらない」と主張するとき、反転の視点を持っていれば、回答は下記のようになります。
①売りポジションを持っているので、そろそろ利益の確定をする。
意味としては、もうこれ以上価格が下がらないと予想をしていることがわかります。
②売りポジションの買い増しをするか。
まだまだ下がると予想している予想していることがわかります。
①でいうと、現実は損切になります。
②でいくと、あなたのメンタルはブレテいないことになります。
このような考え方をすることで、自身の判断の妥当性を再評価します。
このプロセスは、自己の楽観的な見解に対する客観的なチェックとなり、市場の不確実性と自身のバイアスに対する自覚を促します。
反転可能性テストは、見方をかえれば投資判断における自己反省と認識の鮮明化を促し、より慎重な行動を導くためのフレームワークとして考えることが出来ます。
FXトレードにおけるリスク管理と反転可能性テストの適用
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とはいえ、FXトレードは買い、売り、待ち、の3択です。
したがって、リスク管理についても考える必要があります。
FXトレードにおける「 #リスク管理と反転可能性テスト 」の考え方を深く掘り下げると、トレーダーは市場の不確実性と自身の感情の波を航海するための羅針盤としてこれらの原則を用います。
例えば、あるトレーダーが大きなニュースイベント前にポジションを持つ場合、リスク管理では、そのポジションの大きさを慎重に選択し、もし市場が予想と反対に動いた場合に備えてストップロスを設定することを意味します。
ここで反転可能性テストが役立つのは、もし市場の動きが自分の予想と逆だった場合、どのような行動を取るか、そして自分がその立場だったらどう感じるかを考えることで、自己の決断を再評価する機会を提供するからです。
このよう理解すると、
「 #損切り 」
というのは、
反転可能性テスト
と密接に関係していることがわかるのではないでしょうか
まとめ
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反転可能性テストをFXトレードと紐づけて考えることはあまり意味がないと思う方はこの機会に再度、トレード内容を見つめなおして頂ければと思います。
#リスク管理 と #意思決定 の精度を高めるためのフレームワークとしては有効な手法だと思います。
またそもそもこの反転可能性テストは日常生活ともかなり関係しているので、FXトレードを通じて学ぶのも良いと思います。
自己の行動や判断が他者の立場から見ても合理的かどうかを検討することで、自己のバイアスに対する認識を深め、よりバランスの取れた投資戦略を立てることができるではないでしょうか。
ポジションのサイズ調整 ( #ポジションサイジング )や "ストップロス #損切り の設定を通じて潜在的な損失を管理できます。
これを機にぜひ客観的かつ公平なものであるかを確認し、FXトレードにおける成功への道を歩いていただければと思います。
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