【イグノーベル賞】コイントスで上の面が出る確率は表が51%です!なぜか!
まず、イグノーベル賞とは、
「人々を笑わせ、そして考えさせる研究」
を讃える賞です。
毎年世界中からユニークで奇抜な発見を表彰します。
毎年のように日本人も受賞していることから
認知度も少しずつ高まっていると思います。
さて、2024年に「確率賞」を受賞したのが、
コイン投げにおいて最初に上を向いていた面が、投げた後もわずかに高い確率で上になることを研究したオランダの数学者たちがいます。
FXトレードをやっていれば、
確率
という言葉には敏感にならざるえません。
ましては、
コイントスでの確率は表も裏も50%だと記憶している方には必須の知識でしょう!
実験の内容ですが、
48人が46種類のコインを使い、35万回以上のコイントスを行った結果、同じ面が出る確率は約51%であることが確認されました。
結論として、コイントスで何かを決める際には、最初に上向きの面を隠すことを推奨しています。
ここまできくと、ではコイントスの時は表を選択しようと思うかもしれませんが、大事なことは
「なぜ表なのか?」
ということです。
詳細は下記論文を読めば良いのですが、1分で読める内容で解説したいと思います。
なぜ表で51%だったのか?
コイントスをする時に最初に表の面だったからです。
この研究では最初にどちらの面が上を向いていたかに注目しています。
実験では、最初に表を向けて投げた場合、表が出る確率がわずかに高くなる(約51%)。
つまり、最初に上を向いている面が、コイントスの結果にも影響を与えるという結論に至っています。
では、最初の面が裏であればどうなるか??
そう、裏が51%になります。
もう少し説明すると、
人間がコインを投げるときに微妙な「ゆがみ」が回転に加わるためだと説明されています。
このゆがみにより、コインは空中で最初に上を向いていた面が長く露出することになり、その結果、コインが元の面に戻ってくる確率がわずかに高くなるのです。
コイントスの研究から、FXトレーダーが学べること!
確率の偏りを理解する
コイントスの結果が完全にランダムではなく、わずかに同じ面が出やすいという「偏り」があることが分かっています。
FXでも、市場は一見ランダムに動いているように見えても、特定のトレンドやパターンに偏ることがあります。トレーダーは、このような偏りを見つけ出し、取引戦略に反映させることができます。小さな違いが結果に影響する
コイントスのように、わずかな物理的な違い(例えば、コインの回転や角度)が結果に影響を与えることがあるように、FXでも微妙な要因(市場のニュースや予測、経済指標)が大きな価格変動を引き起こすことがあります。
小さな要素でも注意を払うことで、トレードの成功率を上げられるかもしれません。学習と経験が精度を高める
研究では、コインを繰り返し投げることで、投げ方が安定し、バイアスが少なくなるという結果が出ています。
同様に、FXトレーダーも、経験を積むことでマーケットの動きに対する感覚が鋭くなり、より正確な判断ができるようになるでしょう。繰り返しの学習と経験が成功の鍵です。一貫性の重要性
コインの結果がわずかに偏ることがあっても、大量のデータを集めれば、その結果は50%に近づきます。
FXでも、短期的な揺れに一喜一憂せず、一貫した戦略を持つことが、長期的な成功につながります。
このように、コイントスの研究から、FXトレーダーは確率の偏り、微細な要因の重要性、経験の価値、一貫性の大切さを学ぶことができるとおもいます。