32歳SEの転職活動 ③転職の不安を解消
企業の中の雰囲気が分からない
やっぱり転職するにあたって気になる企業の中の雰囲気を知りたいですよね。
というか知らないと怖くて転職なんてできません。
もちろん企業の中の雰囲気は働いている社員の人しか知ることができません。
ですがその社員の人の口コミで企業の実情を知ることはできます。
以下サイト群は転職を考える際にその人が在籍している(していた)会社の情報が多面的に書き込みができるサイトになっています。
対象の会社の社員の人の自分の会社に対しての評価が書かれています。
OpenWork
enライトハウス(旧:会社の評判)
転職会議
ちなみに私はenライトハウスを多用していました。
これらのサイトは閲覧するために自分の今の会社の口コミを書き込むことを求められますが、匿名性が守られるようになっていますで、安心して登録して大丈夫です。
もちろん書き込む人が意図的にでたらめを書くこともできますが、これらのサイトは転職を考えた人しか立ち寄りません。
つまり今いる会社の欠点や転職の動機の要因となる部分を口コミに書き込んでいる可能性が非常に高く、これからその会社への転職を考えている人にとっては会社の中の風土や有用な情報をとても得やすいので転職にとても参考になります。
最初にこれらのサイトの仕組みを考えた人凄い頭いいなーと思いました。
ただし個人の主観もあるので鵜呑みにしすぎるのも要注意。
また会社規模が小さく社員数が少ない企業は口コミ自体が存在しない可能性もありますのでそこはご認識ください。
年収は下がってしまうのか
年収はこれからの自分の生活に関わってくるのですごく大事なところだと思います。
簡潔に結論を書くと以下です。
・今までの業界で業務経験が活かせれば年収は同じかもしくは上がる
・業種、業界を変えれば基本的に年収は下がる
これは採用側の企業の気持ちを考えれば最もだと思います。
中途で未経験実績がない人を年収高く雇ったりするのは損です。
新卒ならまだしも中途でポテンシャル採用は中々ないと思います。
企業にとってメリットがありません。
なので自ずと今までの業務経験が求めている求人にマッチしているかを企業も見ますし、合致した求人の年収が高ければ年収も上がります。
私も同じ業界・業種を選んでキャリアアップを行い、年収が100万円上がりました。
よってもし年収を上げたいのなら同じ業界、自分の今までの業務や持っているスキルをアピールできる求人を探してください。
ここは転職エージェントに職歴を話して相談すれば、相応の求人を見つけてきてくれます。
どうしても今までの業界にはいたくない、違う業界に俺は行くんだ!!
という人はある程度年収が下がることを覚悟してください。
(私もIT業界自体自分には向いていないのでは、業界変えようか、と悩んだこともありました)
まずは自分一人で考えずどこかの転職エージェントに相談して求人を見せてもらってください。
見てみないことには今の実情が分かりません。
私は行動に移して、まず自分がいる業界の求人状況や自分のポジションを知ることができました。
行動する勇気は必要ですが、相談するのはタダです!すぐやりましょう!
自分は転職先でしっかり業務をこなせるのか
ここは一番見定めるところが難しいところだと思います。
私も転職する時は若干えいやっって感じのところもありましたw
ただ面接の時とかもそうですが今までの自分の業務経歴次第です。
当たり前ですが、できないことをできると言って嘘をついても仕方がありません。(後で自分の首を絞めます)
また自分が知っている経験した領域以外知らないことは当たり前ですので、知らない領域があればそれはこれから自分が知る努力を行うこと、真摯に伝えくことも大事です。
自分の経歴が今の求められている求人に合致するのであれば最大限次の業務で自分の経験が活かせることをアピールしてください。
よく応募求人の求人内容で必須条件と歓迎条件に分かれていたりします。
必須条件でも多少一致していなくてもエージェントや企業とは要相談です。
その条件が合っていないことより、企業が欲しいと思えるあなたの魅力的な経験が他にあるかもしれません。
まずは気になった求人があれば自分から動くことが重要です。
ミスマッチがあっても気にする必要はありません。
また転職先が決まって、入ってからでないと実際の業務の回し方は分からないことが多いですが、ある程度同じ業務経験がある場合は少なからず業界標準というものがあるはずです。
そこの骨組みを知っていればある程度会社毎にそこから変化があっても大丈夫だと思います。
(実際に私も転職してから業界で重視されている業務知識はどの会社も変わらないのだと実感しました)
転職先の企業が業績が悪くなったりしないか
この点も転職する時に不安になる部分だと思います。
今までの会社は大丈夫だったけど、次移った会社はもしかしたら自分が転職してから急に業績が悪くなるかもしれない。
そうしたら自分の給与や賞与にも影響が出るだろうし、会社も倒産するかもしれない、絶対に嫌だ。。。
結論から言うとこの部分を極端に気にしても解決方法はないと思います。
会社が急に業績が悪くなったりするのは予測できないことのほうが多いですし、あまり気にしていたら転職は一生できません。
ただ以下である程度企業に信頼が置けるかは確認できると思っています。
・企業のIR情報にある利益率の今までの推移
・企業が力を入れている事業が業界のトレンドに乗っているか
転職するタイミングで企業が過去から今まで赤字続きなら転職は考え直すでしょう。(求人で人を増やそうとしているので赤字続きというのは中々ないと思いますが)
赤字にはなっていなくてもその企業の事業を見て
「何かパッとしないな、本当にニーズがあるのこのサービス、、」
みたいなことを会社がやっていれば、会社の未来を憂いて転職することははばかられると思います。
なので、企業を知る調査段階で事業内容やIR情報のチェックはとても重要だと思います。
ただ入ってから何が起こるかは誰にも分かりませんので、転職する時そこは割り切ることが必要だと思います。
元の会社の退職金どうなっちゃうの
ここは地味に自分が気にしていた部分です。
昔からある大きな企業は大体企業の退職金制度が充実していることが多いです。
理由は今までの働き方として生涯雇用や年功序列が当たり前だったから、と推察します。
私の会社でも以下特徴がありました。
・長く同じ会社で働き続けるのが当たり前
・長年いる人はある一定の役職までは必ずアサインされる
・勤続年数が一定以上で退職金がかなり増える
では転職した場合、退職金はどうなるのか。
もちろんもらうことはできますが、その転職時の勤続年数で貯まった分しか受け取ることはできません。
私の居た企業はそうだったのですが、ある一定以上の勤続年数が経つと退職金がどんどん増していくような仕組みになっていましたが、30代前半だと結構微々たるお金しかもらえませんでした。
ただここは考え方次第だと思います。
実は私の転職先の会社は退職金制度のない会社でした。
退職金制度のあった会社からない会社に転職しました。
企業調査段階ではその点を結構気にしていました。
ただ元の会社に居続けたと仮定して、定年まで働き続けたときに退職金の金額を自分の残りの定年までの勤務年数の月数に割ってみました。
そうすると月々の給与では退職金を加算しても2,3万円程度の違いしか生まれませんでした。
(その差を全部足し上げると定年の時の退職金になる)
退職金を月の給与に割って含めたとしても転職後の月給与のほうが高いということです。
その結果から、以下のように考えました。
・自分が転職で年収アップして転職したほうが退職金出ないとしてもトータルでお金がもらえる
・新しい会社で自分の望んだ仕事ができるし、新しいチャレンジができる
・ライフワークバランスも整う
転職したほうが自分にとって間違いなく得だと感じました。
むしろ怖かったのは、目の前の安定やまだまだ先になる退職金欲しさにすがりついて、延々と今の境遇に不満を感じて仕事を続けることのほうでした。
私は転職絶対したほうがいい、転職賛成派!というわけでは決してありません。
ただ転職することで色々なものを失うかもしれないと漠然と不安になっている人には、
「安心してください結構大丈夫です!」
と言ってあげたいという思いがあります。
(そんな不安を抱えていたのは転職を中々踏み切れなかった当時の私でした)
以上です。