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久しぶりにスナック菓子小説家こと伊坂幸太郎の小説を読んでみたはなし

昨日、日曜日、13時25分。5週連続で、アタック25を見始めた。

僕は、アタック25が大好きだ。大学時代、2部練のお昼休みにアタック25を見始めてから好きになった。もちろん当時の司会は、児玉清さんだ。

僕は、テレビの前で、回答者4人と本気の勝負をする。つまり、5人目の回答者というわけだ。今であれば、JAL日本航空直行便で行くハワイ島・オアフ島・ペア6日間の旅 の獲得を勝手に目指している。

本気の勝負なのだが、勝手にハンデをもらっている。

回答ボタンを押さずに即、答えを言ってよい

間違えて2回休みもなし

以上(圧倒的有利)


先週は、8問正解し、トップ賞の方が挑戦する海外旅行クイズも、ローズマリー で正解した。しかも、トップ賞の方は答えらず。これで4週連続海外旅行クイズ正解だ!本当ならば、1か月まるまるハワイだ!最高!

僕はめちゃくちゃ嬉しく、インスタとFacebookのストーリーに回答した瞬間の動画をアップし、Twitterもアップした。


昨日は、過去出演した方の大会だった為、なかなかレベルが高く、そしてキャラが濃くペースを乱され、正解は5問だった。

そして、JAL日本航空直行便で行くハワイ島・オアフ島・ペア6日間の旅 も獲得することが出来なかった。

僕は、テンションが下がり、お決まりのザ・ノンフィクションを見ることなく、昼寝をすることにした。

実は、昼飯で、両親と一緒に日本酒を飲んでいたのだ。

昼から、刺身と日本酒を飲む。好きなテレビをみて昼寝をする。自由過ぎる。しかも実家でだ。

その日の夜飯後、両親はそれぞれの部屋にこもる。在宅勤務するまでは、「寝るの早いなー」と思っていたのだが、それがどうやら違う。リビングの電気を消すと、ドアの隙間から明かりが漏れている。

そう、両親は自分の部屋でずっと本を読んでいるのだ。

僕は、読書家の人、音楽に詳しい人を尊敬している。両親が毎晩部屋で読書をしていると知った時に、「おぉやるじゃん」と、認めたくないけど、認めるような感想を持った。


実はアタック25を見る前。サンジャポの後に、普段は男子ごはんを見るのだが、部屋の片づけをしていた。男子ごはんも開始当初から見ている大好きな番組だ。

片づけていると、放置していた段ボールの中に、約2年前1人暮らしから持ってきた、本があった。

2年放置していたので、捨てても良かったのだが、親父に聞くと「小説は読む。自己啓発本は今更いらない」との回答。

とりあえず、段ボールの中に入った本は、リビングに置かれることになった。

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夜飯後、Youtubeを見る。前日見て感動した、中田敦彦のYouTube大学 スラムダンク後編がアップされていて、いつも通り2倍速で見た。


スラムダンクを一度しか読んだことない僕でさえ、感動し、涙が出る場面があった。

「あぁスラムダンク読みてぇなー」「でも持ってないしなー」「ドラゴンボール読もうかなー」

最近、在宅勤務に飽きてきて、映画や漫画をじっくり読もうと思っていたところにスラムダンクが来たのだ。でも、スラムダンクはない、そこで、「久しぶりに小説読むか」となった。

段ボールの中を覗く。ここ数年、読書の割合で小説は1割くらい。つまり小説を読み慣れていないのだ。

その為、自然に手が伸びたのが、伊坂幸太郎 チルドレン

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なぜ、伊坂幸太郎なのか。僕は、伊坂幸太郎のことをスナック菓子小説家と読んでいる。スナック菓子のように、サクサク簡単に読めるからだ。小説を軽く読むには、伊坂幸太郎がうってつけだ。


伊坂幸太郎を初めて読んだのは、オーデュボンの祈り 


でも、読んだのは2009年社会人1年目。つまり、伊坂幸太郎という名前を知っていながら、約10年間彼の作品を手にしたことがなかった。

初めて読んだ時は、「うわ、気持ち悪い」

僕は、暴力、血、レイプ、殺人、といったような、バイオレンスな描写が苦手なのだ。つまり、ミステリー作品は毎回途中で気持ち悪くなりながら読んでいる。

途中、「うわ!つながった!」

そう、伊坂幸太郎の真骨頂、伏線回収を体験し、一気にページを進めていった。

それから、ブックオフで本を買いに行く度に、伊坂幸太郎が100円で売っていないか確認するようになった。

アラサーになるまで、ブックオフでは、基本100円の本しか買わなかった。

ちなみに、僕が一番好きな伊坂作品は、グラスホッパー だ。

ドラマも映画も見ないタイプなのだが、これは気になって映画も見にいった。



そして、前回読んだ伊坂作品は、フーガはユーガ だ。

家にあったので(つまり親父の本)、昨年末に読んだような気がする。こちらは、「まあまあ」という感じだった。


22時からチルドレンを読んだ。


前半は知らない言葉や音楽を調べながら。つまり、かなり丁寧に読んだ為、一気に読んだのだが、3時間半かかった。全然サクサクでない。干し芋食べるみたいに丁寧に咀嚼しながら読んだ。

唐突だが、「誰か、ベッドで本を読むのに、ベストな体勢を教えてくれないだろうか。」どうやって読んでも、どこかに負担がかかるのだ。これは、読書する上での永遠のテーマであろう。

このチルドレンは、連作短編となっており、5つの話がある。伊坂幸太郎に加え、「短編だから読みやすそう」と思い読み始めた。

その、2つ目の話の冒頭。

おまえの大事な子供が誘拐されたみたいだぞ、と陣内さんに言われ驚いた。

「陣内?」「あー!そっか、伊坂作品は全てが繋がっているんだった!」と思い出し、一気に興奮した。陣内は一つ目の話、バンクに出てくるヤバい奴だ。

5つの話で、語り手は変わるのだが、全て繋がっている。解説で、伊坂本人も「短編集のふりをした長編小説」と称していたらしいと書かれていたが、その通りだ。


読み終えて、「これいつの作品なんだろう」と思った。特に意識していなかったのだが、レンタルビデオ店や、MD、ビデオカメラ、使い捨てカメラが出てきて、時代を感じたのだ。

後ろのページをめくると、2002年から2004年の作品とのこと。「え?俺が高校生の時?そんな古いの?」「え、伊坂幸太郎って、1971年生まれなの?」「結構おっさんじゃん!」

伊坂幸太郎のイメージは、まさにこんなイメージだ。(この写真はいつかは分からないが)

登場人物に学生が多いので、勝手に若いイメージを持っていた。まさか今年で49歳のイメージはなかった。



ちなみに、昨日のアタック25、海外旅行クイズの正解は、カッコウ だった。

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